今日は節分ですね。地元の民話の本を探していたら偶然このお話の出典元の本を見つけました。
『雪国の民話』は新潟県中魚沼地方(十日町・津南地域)で語られていた昔話を昭和三十年代に集めてまとめた本です。
『雪国の民話』(中村和三郎,文憲堂七星社)の原題「節分の鬼」、採録地は川西町高倉
川西町高倉(現在の十日町市高倉戊、地図は適当)
http://g.co/maps/g82sy原作では腰巻きはおばあさんの嫁入りの時の物で、大事に行李にしまっていたのを質屋に持って行き、高値で売れたとなっていました。“正気”と“鍾馗”の勘違い、鬼達がユーモラスでほのぼのします。
ちなみに現在、新潟では節分に大豆ではなく落花生を撒く家が圧倒的に多いです(私の家も小さい頃から落花生でした)。スーパーでもこの時期が近づくと落花生がずらりと並び、大豆はすみでひっそり売られています。