下記のサイトに「媛女渕の河童」についての報告があり、そちらによると、媛女渕は「熊本県菊池市隈府に菊池高校がある。同校の近くに媛女淵(ひめじょぶち)という淵があった」とのこと。
http://www.tanteifile.com/onryo/kaiki/2010/06/14_01/index.html下記の国土地理院の地図から、菊池高校近所の河川で段差のある部分を確認しました。恐らく、そちらが媛女渕のあったポイントかと思われます。近辺に河童にまつわる石碑があれば確定でしょうが、後は地元の方からの情報待ちとしたいと思います。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=130.80688194445&latitude=32.98601657456グーグルマップ :
http://g.co/maps/xg95c (地図は推測)
なお、原作については不明ですが、『日本の民話7』(松谷・瀬川,角川書店)や『松谷みよ子のむかしむかし6』(松谷みよ子,講談社)に「肥後のがわっば」という民話が所収されており、媛女渕の名はありませんでしたが、仏壇のゴハンを額につけて河童と相撲を取るくだりがあります。もしかしたら「なばの泣きぜき」と同じく『熊本の伝説』(日本標準)が原作かもしれませんので、機会があればご確認いただければと思います。