Re: 極楽にいった小僧さん
投稿者:Perenna 投稿日時 2021/9/29 23:48
「鳥取県の民話」(偕成社)の解説には、原話の語り手は「八頭郡河原町」にお住まいで、「昔話にでてくるおばあさんのようにつつましく、誠実な人」と書かれています。
また、何故小僧さんは返事をしたのか?については、原作に次のように書かれています。
「小僧さんは、なんも知らんままに、いつものようにはやおきして、お寺の庭をはきよったところが、お寺の空から、「らっしょう院、らっしょう院、らっしょう院」てよぶ声がするから、おもわず、「はい」て、へんじをした。すると、うつくしいむらさきの雲が頭の上までおりてきて、小僧さんをすくいあげて、とんでいってしまった。小僧さんは、なんのことかとおどろいて、「おしょうさん、おしょうさん」て、よびつづけた。」
小僧さんは、なんの気もなく、思わず条件反射的に返事をしてしまったらしいです。
それにしても、なんだかこの昔話って、UFOの拉致事件を連想させませんか?