Re: 鉢の鯉

鉢の鯉 についてのコメント&レビュー投稿
昔ある所に、とても人使いの荒い五郎兵衛という長者がいました。使用人たちを朝から晩まで働かせ続け、病気や年を取って働けなくなった使用人につらくあたりました。 こんな五郎兵...…全文を見る

Re: 鉢の鯉

投稿者:Perenna 投稿日時 2020/10/10 23:47
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この昔話と同じ話が、未来社の「若狭・越前の民話・第二集」にも収録されています。
「どんぶりの鯉」(鯖江市)という題名です。
「むかし、鯖江市上河端に五郎兵衛という旧家がありましたと。いつのことか家運がかたむき、持ち物を一つずつ売り払っていって、ついにもう売るような金目の物がなくなってしまったのですと。五郎兵衛が「なにか売る物がないかな」と思って、家の中を見回していると、天じょう裏に古い箱がつるしてあるのに気がつきました。」という書き出しで始まっています。
お話の舞台は、福井県鯖江市上河端町でまちがいないようです。
問題のどんぶり(鉢)については、五郎兵衛がいくら水を入れても鯉は少しも動き出さないので、「絵にかいたこいでさえも、積善の家(代々よいことをしている家)を慕っているのやろう。あなたの家でははね、わたしの家では動かない。これはやはり、あなたの家に宝物としておくべきものです」と言って、そのまま源右衛門にどんぶりを譲ったと書かれています。
角川書店のお話とは、微妙に細部がちがっているのかもしれません。
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