Seineuxさま。
「あたま山」について調べてみたところ、享和三年に出版された「伊呂見草浮世の頭木」を見つけました。(コマ番号3/16)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/89292995行目には「さくらの木のよふなもの」と書かれています。
おそらく江戸に出稼ぎに来た東北地方やその他の地域の人たちが、家族へのお土産にこのような絵入りの滑稽本を買い求め、しだいに地元の人たちに語り伝えられていったのではないでしょうか?
田舎の昔話・民話が都会(江戸・大坂)の落語に採用されるというよりは、都会の落語や滑稽ばなしが田舎に伝播していったというのが、各地に残る昔話や民話の真相なのではないかと思われます。