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No.0960
うさぎとくま
うさぎとくま

放送回:0605-A  放送日:1987年06月27日(昭和62年06月27日)
演出:森川信英  文芸:沖島勲  美術:小出英男  作画:森川信英
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あらすじ

昔あるところに、1匹のうさぎが住んでおった。このうさぎは怠け者で「どうしたら楽をして金儲けをし、たらふく食べられるか」、ということばかり考えておった。

そんなある日のこと、うさぎの目の前を1匹の熊が通りかかった。うさぎは熊の胆を取り出して、それを高く売ろうと考えた。

そこでうさぎは熊を呼び止め、一緒にままごと遊びをしようと言った。熊も賛成した。そこで熊は小屋を作るために山へ木を取りに行った。うさぎは屋根に乗せるかやを刈ることになったが、かやを刈ることもせずに、じっと草むらで寝ておった。そして熊に「弱い自分ではかやを刈ることができない」と言って、熊にたくさんかやを取らせた。熊の取ってきたたくさんのかやを、積み上げ小屋を作ると、うさぎはここぞとばかりにかやに火をつけた。かやの中にいた熊はびっくりしたが、うさぎは助けることもしない。ようやく熊はかやの中から抜け出すことができたが、背中に大やけどをしてしまった。

しばらくしてうさぎは、トウガラシに山芋を混ぜたものをつくり、化粧をし顔を変えて熊の所へ行った。やけどに苦しんでいる熊に会うと「自分はこの前のうさぎとは違う」と言い、「やけどによく効く薬を持っている」といって、トウガラシに山芋を混ぜたものを熊の背中に貼り付けた。熊は背中が燃えるように痛くて仕方がない。その間にうさぎはどこかへ行ってしまった。

熊がうさぎに腹を立てて歩いていると、うさぎはまた顔を変えて寝転んで熊を待っていた。そして「自分は別のうさぎだ」といって、「まもなくここを鈴を鳴らして牛が通る。自分はそれを待っている。牛のふぐりは大変うまいので、それを取って一緒に食べないか」と誘った。そして熊に「おまえは体が大きいから、牛のふぐりを取ってくれ」と頼んだ。

こうしてうさぎと熊が待っていると、鈴を鳴らして牛がやって来た。熊は牛のふぐりをつかんだが、驚いた牛に蹴飛ばされて、遠くへ飛ばされてしまった。この時に熊の目は小さくなってしまった。

熊は地面に落ちると、そのまま動かなくなってしまった。これで熊の胆が取れる、とうさぎが喜びながら熊に近づくと熊は突然起き上がり、うさぎを捕まえた。そしてうさぎをこらしめるために、木の枝に耳を縛り付けて、三日三晩ぶらさげていた。そのためにうさぎの耳は長くなり、ずっと泣き続けていたため目はすっかり赤くなってしまった。そしてこの時から、うさぎは熊を見ると逃げ出すようになったということじゃ。

(投稿者:カケス 投稿日時 2014/5/28 22:41)


ナレーション常田富士男
出典三丘社刊より
出典詳細里の語りべ聞き書き 第02巻,川内彩友美,三丘社,1986年07月10日,原題「うさぎとくま」
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追加情報
本の情報講談社テレビ名作えほん第100巻(発刊日:1988年4月)
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※掲載情報は 2014/5/29 4:06 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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