実際に本編を拝見しあらすじがわかりました。長崎の大男が普賢岳からジャンプして熊本の通詞島へ引っ越してきた話。ちゃんとしたあらすじを書き起こすまで時間を要するので、取り急ぎここに追記。2020年8月31日
長崎のむかし話(日本標準,1978年09月01日)に、同タイトル名のお話があり「このお話かもしれない」ということであらすじを書いてみます。
昔、長崎の福田町に、みそ五郎と呼ばれるとても力の強い巨人が住んでいました。
ある日の事、福田の小江の浜で沢山の貝を拾いました。片方のカゴに貝をいれて、片方のカゴには大きな石を入れて、バランスを保ちながら運んでいました。
やがてみそ五郎が、大平の山のふもとまでやって来ました。ちょっと疲れたので、かごに入れていた大きな石を捨てることにしました。
大きな石をポイと投げ捨てると、山のまん中あたりに石が突き刺さりました。いまでもこの石が残っていて、大平の人々はみそ五郎の怪力を語り伝えているそうです。
(紅子 2013-10-19 16:00)
追記(2014-01-05)
このお話は次回予告映像がありました。そこでは「大みそ食らいの大男、狭い村では肩身も狭い。」と説明されていました。という事は、リンク先のページに掲載されているお話の内容の方がアニメ化されている可能性が高いです。
嵐の日があった。その日は普段と違ってとくに風が音をたてて舞い、今にも家が吹き飛ぶような不気味な日じゃった。船は前もってロープでむすばれておったが、つぎつぎと大波にさらわれていったそうな。漁師たちはあわててつなぎ止めようと一生懸命じゃったげな。その度に人は流され、船も木の葉のように流れて行ってしもうたということじゃった。
それをみそ五郎どんは、高岩山から見ておったので、「ひょい」と飛ぶと海岸におり立った。村人たちは「船が流されとるけん、はようつなぎ止めてくれんね」とみそ五郎どんに頼んだそうな。「がまだしてみるけん、まなれとってくれんね」というと嵐の海の中に入っていった。
流れている船を何隻もつなぎ止め終わると、陸に向かって引っぱろうとしたげなばってん、反対に危うく、みそ五郎どんは流されそうになったげな。
「こぎゃん風に負けられんばい」とありったけの力を振り絞ったげな。そして一歩一歩船は陸に上がってきたげな。村人たちは心配そうな顔をしておったが、「よかったない」「みそ五郎どん、ありがとがして、あんたのおかげたない」といいながらみそ五郎どんを取り囲んで喜び合ったそうな。 そして、おおいに感謝されて、みそをもらいながら幸せに暮らしたということじゃった。
(WEB TOWN 西有家どっとこむ JAPAN より)
ナレーション | 市原悦子 |
出典 | クレジット不明 |
出典詳細 | 長崎のむかし話(日本のむかし話),長崎県小学校教育研究会国語部,日本標準,1978年09月01日,原題「みそ五郎岩」,話者「越中哲也」,再話「城谷満好」 |
備考 | 長崎の巨人「みそ五郎さん」のお話であると思いますが、未見につき予測です。みそ五郎さんには、複数のエピソードがあるので、どれがアニメ化されているのか不明です。 |
場所について | 西有家町の高岩山(地図は適当) |
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