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No.0940
みそごろうどん
みそ五郎どん
高ヒット
放送回:0592-A  放送日:1987年03月28日(昭和62年03月28日)
演出:森川信英  文芸:沖島勲  美術:田中静恵  作画:森川信英
要調査 / 長崎県 ) 28113hit
あらすじ

実際に本編を拝見しあらすじがわかりました。長崎の大男が普賢岳からジャンプして熊本の通詞島へ引っ越してきた話。ちゃんとしたあらすじを書き起こすまで時間を要するので、取り急ぎここに追記。2020年8月31日

 

 

長崎のむかし話(日本標準,1978年09月01日)に、同タイトル名のお話があり「このお話かもしれない」ということであらすじを書いてみます。

 

昔、長崎の福田町に、みそ五郎と呼ばれるとても力の強い巨人が住んでいました。

ある日の事、福田の小江の浜で沢山の貝を拾いました。片方のカゴに貝をいれて、片方のカゴには大きな石を入れて、バランスを保ちながら運んでいました。

やがてみそ五郎が、大平の山のふもとまでやって来ました。ちょっと疲れたので、かごに入れていた大きな石を捨てることにしました。

大きな石をポイと投げ捨てると、山のまん中あたりに石が突き刺さりました。いまでもこの石が残っていて、大平の人々はみそ五郎の怪力を語り伝えているそうです。

(紅子 2013-10-19 16:00)

 

追記(2014-01-05)

このお話は次回予告映像がありました。そこでは「大みそ食らいの大男、狭い村では肩身も狭い。」と説明されていました。という事は、リンク先のページに掲載されているお話の内容の方がアニメ化されている可能性が高いです。

 

嵐の日があった。その日は普段と違ってとくに風が音をたてて舞い、今にも家が吹き飛ぶような不気味な日じゃった。船は前もってロープでむすばれておったが、つぎつぎと大波にさらわれていったそうな。漁師たちはあわててつなぎ止めようと一生懸命じゃったげな。その度に人は流され、船も木の葉のように流れて行ってしもうたということじゃった。

それをみそ五郎どんは、高岩山から見ておったので、「ひょい」と飛ぶと海岸におり立った。村人たちは「船が流されとるけん、はようつなぎ止めてくれんね」とみそ五郎どんに頼んだそうな。「がまだしてみるけん、まなれとってくれんね」というと嵐の海の中に入っていった。

流れている船を何隻もつなぎ止め終わると、陸に向かって引っぱろうとしたげなばってん、反対に危うく、みそ五郎どんは流されそうになったげな。

「こぎゃん風に負けられんばい」とありったけの力を振り絞ったげな。そして一歩一歩船は陸に上がってきたげな。村人たちは心配そうな顔をしておったが、「よかったない」「みそ五郎どん、ありがとがして、あんたのおかげたない」といいながらみそ五郎どんを取り囲んで喜び合ったそうな。 そして、おおいに感謝されて、みそをもらいながら幸せに暮らしたということじゃった。

(WEB TOWN 西有家どっとこむ JAPAN より)


参考URL(1)
http://nishiarie.com/town/kankou/index005.htm
ナレーション市原悦子
出典クレジット不明
出典詳細長崎のむかし話(日本のむかし話),長崎県小学校教育研究会国語部,日本標準,1978年09月01日,原題「みそ五郎岩」,話者「越中哲也」,再話「城谷満好」
備考長崎の巨人「みそ五郎さん」のお話であると思いますが、未見につき予測です。みそ五郎さんには、複数のエピソードがあるので、どれがアニメ化されているのか不明です。
場所について西有家町の高岩山(地図は適当)
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地図:西有家町の高岩山(地図は適当)
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※掲載情報は 2013/10/19 16:00 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
4件表示 (全4件)
ツカサ  投稿日時 2020/8/19 20:55
はじめまして、失礼いたします。
昔、実家で録画していたもののなかに「みそ五郎どん」がありました。
冒頭部分が少し欠けていますが、データお渡しできると思います。
Perenna  投稿日時 2020/5/28 22:54
みそ五郎どんの昔話は、未来社の「天草の民話」にも収録されています。
「むかし、むかし、雲仙岳のふもとに一人の若者が住んでいました。この若者は身長が二メートルもある大男で、胸毛の生えた見るからに力士のような体をしていました。この若者は不思議なことにみそが好きで、毎日、毎日、みそばかり食べていました。それで、島原の者は、大みそ食いのみそ五郎どん、という長いあだ名をつけて、やっかいがっているのでした。」という書き出しで始まっています。
島原の人たちから憎まれているみそ五郎どんは、ひとりで暮らそうと思って雲仙岳に登ります。
山頂から天草の方角を眺めていたみそ五郎どんは、通詞島に目をとめました。
島の漁師たちの小さい家から立ちのぼる煙が、いかにも平和でのんびりしているように見えます。
そこでみそ五郎どんは天草の漁師たちと暮らそうと思い、雲仙岳の頂上から通詞島の西海岸に飛び降りました。
海岸の大きな石に飛び降りたので、両足が堅い石の中にめりこんでしまいます。
漁師たちに助けられたみそ五郎どんは、島の人たちが持ち寄ったみそをたくさん食べさせてもらいます。
島の漁師たちのおもいやりの心に感激したみそ五郎どんは、島民のために働きながら、大好きなみそにも不自由せずに一生を送ったということです。
この民話の採録地は五和町二江通詞島となっています。
日本標準の「長崎のむかし話」やアニメの昔話とはどのような関係があるのでしょうかね?
ホーチミン  投稿日時 2015/1/3 4:49
昔、みそ五郎どんという男が山奥の村にすんでいた。
この大男はみそさえあれば何もいらなかったが、あまりにも大男すぎて、畑仕事でも村人に迷惑をかけ、村中のみそもきらしてしまい、こんな狭い村にはみそ五郎どんは不適切だといわれ、浜辺の村に移り住むことにした

浜辺の村でもみそ五郎どんの大男に最初は驚いてたが、味噌しか食べない優しいのもあって味噌を与えてた。ある日村人の漁師たちがしけで帰るのに難儀してたが、みそ五郎どんは大きな縄を海になげ、遭難していた漁師たちをひっぱりあげ、村人から大変慕われ、一生涯この浜辺の村に住むことになったという話だったと思います
araya  投稿日時 2011/11/19 10:57
このお話かもしれない。からの~、西有家町の高岩山で、

32.717756,130.26993
http://g.co/maps/jvzp4

念のため、地図のURLも添えておきます♪
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