No.0835
たからばけもの
宝化け物

放送回:0526-A  放送日:1985年12月14日(昭和60年12月14日)
演出:又野龍也  文芸:久貴千賀子  美術:西村邦子  作画:又野龍也
青森県 ) 8063hit
あまりにドケチすぎて、お宝が蔵から逃げ出した話

昔ある村の川のほとりに、何代も続くたいそうな長者が住んでいました。この屋敷には、米蔵や味噌蔵や金蔵などのいくつもの蔵が建っていました。

しかし、長者の老夫婦はとてつもないケチで、一日食事は一回きりで、二人で一つの梅干しをおかずにして食べるほどでした。このドケチ長者夫婦の唯一の楽しみといえば、貯めに貯めた小判を投げたり積み上げたりして、お金で遊ぶ事でした。

そんなある晩の事、寝ていた長者夫婦の耳に「助けでけろ~」と悲しげな声が聞こえてきました。この声は毎晩のように続き、あまりの恐ろしさに婆様はとうとう寝込んでしまいました。

そこで爺様が、松の木に登って見張る事にしました。不気味な声が蔵の中から聞こえてきたので、爺様が蔵に飛び込むと、中から一斉に米俵の化け物がゾロゾロと飛び出してきました。これに勢いを得たのか、塩の蔵からは塩の化け物が、味噌の蔵からは味噌の化け物が、金の蔵からは金の化け物が、どんどん蔵を飛び出し屋敷の前の川へ飛び込んでいきました。

川を流れる宝物たちは、ただ見ているだけの村人たちの目の前を通り過ぎ、そのまま流れ去っていきました。この事で自分たちの間違いを悟った長者夫婦は、気前よくお金を使うようになりました。

(紅子 2012-4-13 22:36)


ナレーション市原悦子
出典青森県
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
本の情報二見書房[怪談シリーズ]第1巻_お化けがでたあ~(発刊日:1994年5月25日)
このお話の評価7.6667 7.67 (投票数 3) ⇒投票する
※掲載情報は 2012/4/13 22:36 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 25  件):   <前  1 ..  10  11  12  13  14  15  16  .. 25  次>  
コメント一覧
1件表示 (全1件)
ゲスト  投稿日時 2016/1/27 13:42
いい爺婆になって、良かった良かった、めでたしめでたし。
新しくコメントをつける

題名:
ユーザ名:
投稿本文

投稿に関してのお知らせ

基本的に、誰でもご自由に投稿できます。お話の感想やコメントなどお気軽に投稿ください。
あらすじ投稿の場合は800文字前後を目安とした文章でお願いします。
投稿に対して一部IP規制を行っております。現在規制されているIPリストはこちらです。
※初めての方は「このサイトについて」もご一読下さい。(別ウインドウで開く)
※社会的倫理に反する書き込み、出会い系、営業的書き込みは、わりとすぐ消します。
※動画提供の呼びかけや要求はご遠慮ください、当サイトは動画データの有無とは関係ございません。

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

59 人のユーザが現在オンラインです。 (50 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)