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No.0741
ほとけさまのはなのあな
仏さまの鼻の穴

放送回:0466-A  放送日:1984年10月20日(昭和59年10月20日)
演出:こはなわためお  文芸:沖島勲  美術:西村邦子  作画:こはなわためお
岩手県 ) 13861hit
あらすじ

昔、ある山里に、太助とお辰という夫婦が住んでいました。

この嫁は、欲張りで見栄っ張りでした。夫婦の家には大きな仏様があり、いつも「家宝の仏様じゃ」と吹聴していましたが、手入れなどした事はありませんでした。

ある時、町の古物商人が「仏様を200両で買い取りたい」とやってきました。欲張りな嫁は、さらに高値の300両で買い取るようにと吹っかけましたが、古物商人は「その金額では高すぎて買えない、一つ欠点があるからなぁ」といって、帰っていきました。

嫁は、仏様のたった一つの欠点は何だろうか、と一生懸命考えました。嫁は「きっと鼻の穴が無いことが欠点だろう」と思いつき、さっそく仏様に鼻の穴をあけてさらに金箔をはりました。

しばらく経った頃、また別の古物商人が「300両で買い取りたい」とやってきました。しかし、鼻の穴があいている仏様を見た古物商人は、驚いて「鼻の穴をあけてしまっては、この仏様には何の値打もない」と言って帰っていきました。

最初の古物商人が言っていた欠点とは、小さな虫食いの跡だったそうです。

(紅子 2013-10-14 17:48)

 


ナレーション常田富士男
出典岩手県
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※掲載情報は 2013/10/14 17:48 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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餃子  投稿日時 2013/3/27 13:53
初投稿でしたので失礼いたしました。
あらすじとして投稿しました、何分古い記憶なので人物設定はあいまいですが概ねこのような内容だったと思います。
beniko  投稿日時 2013/3/26 22:17 | 最終変更
こんにちは、投稿拝見しました。

これはあらすじでしょうか。文中にハテナマークがありますが、不明瞭な部分があるので、単なる感想なのか判断つきかねています。
このお話はアニメが存在しているので、この投稿内容は「お話の感想」と紅子的判断でこのままにしておきます。
※一応、ここで紅子は投稿内容を拝見している旨を明記しておきます。宜しくお願いします。
餃子  投稿日時 2013/3/26 19:21
ある夫婦の家に大仏様があり夫婦はそのことを村人に自慢していた、しかし実際は手入れもせずに埃とクモの巣まみれ。
ある日訪れた行商(?)の「大変価値のある大仏だが惜しいことに一つ欠陥がある」の言葉に二人で必死に探したが欠陥がわからない。
鼻くそをほじった妻がふと大仏を見上げると鼻の穴が無い、これだ、と夫婦は鼻の穴を掘り金箔も貼り付けた。
高く買い取って貰おうと行商を呼び寄せたところ「なんてことを!この大仏は鼻の穴がないことに価値があったのに、これでは一文の価値もない」と帰って行った。

行商の言った欠陥とは虫喰いの穴のことだったとさ。
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