むかしあるところに頬にこぶのある徳兵衛じいさまがいた。
じいさまはこぶを大切にし、ぴかぴかに磨いていた。
ある時お城から使者たちがあらわれて「お殿様が徳兵衛じいのこぶを欲しいと言っておられる。早速切り取って城にもっていかねばならぬ」とこぶを切ろうとする。
家人は驚いて、使者たちに酒をふるまいその場をおさめ、帰ってもらう。
その夜、子供が原っぱで、酔っ払って踊る狐達を目撃する。
♪徳兵衛じいさんの大こぶで、今日は酒飲んだし、明日は餅じゃ♪
家人は騙されていたことに気付き、翌日、使者に化けた狐をいけどりにする。
しかし優しいじいさんは「もう悪さはするな」と狐をはなしてやる。
(投稿者: えびなます 投稿日時 2012-2-21 22:40 )
ナレーション | 未見のため不明 |
出典 | クレジット不明 |
出典詳細 | 鶴岡の昔ばなし,山崎誠助,東北出版企画,1977年7月10日,原題「きつねのこぶとり」※かもしれない |
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