トップページ >  お話データベース >  東北地方 >  宮城県 >  お化けしめじ
No.1366
おばけしめじ
お化けしめじ
高ヒット
放送回:0867-A  放送日:1992年11月21日(平成04年11月21日)
演出:前田こうせい  文芸:沖島勲  美術:門屋達郎  作画:前田こうせい
宮城県 ) 27104hit
あらすじ

昔、人里はなれた山奥の小さなお寺に、心やさしい和尚さんがおりました。

ある秋の夜、このお寺に夜な夜な大勢の化け物が現れるようになりました。白い笠と白い着物を着た化け物たちは、終始無言で枕もとを歩き回るのですが、そのうちの一匹だけは「塩と味噌、おっかねぇ」と呟きます。

ある夜、和尚さんは正体をつきとめようと、化け物の着物の裾にすばやく糸を縫いつけました。 朝になり和尚さんが糸をたどって行くと、裏山の大きな切り株の根元に生えている千本シメジにたどり着きました。実はこのシメジ達が和尚さんに食べてもらいたくて、毎晩化けて出ていたのです。

和尚さんは、さっそくシメジに塩と味噌をつけて美味しく食べました。また来年も生えてくるようにと少し残しておいたので、毎年おいしいシメジを食べられるようになりました。

(紅子 2011-10-29 3:04)


ナレーション市原悦子
出典宮城県
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
本の情報二見書房[怪談シリーズ]第1巻_お化けがでたあ~(発刊日:1994年5月25日)
このお話の評価8.3750 8.38 (投票数 8) ⇒投票する
※掲載情報は 2011/10/29 3:13 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 30  件):   <前  1 ..  23  24  25  26  27  28  29  30  次>  
コメント一覧
6件表示 (全6件)
ゲスト  投稿日時 2021/1/19 15:47
茸の化けをとてもマイルドにした感じがしますね
ゲスト  投稿日時 2020/11/5 9:30
当時6歳
なぜかこの話だけ鮮明に記憶に残ってる
ゲスト  投稿日時 2017/5/9 9:16
後からシメジが可愛く思えてきた話です。
和尚さんも善良だからでしょうね。
ゲスト  投稿日時 2016/2/27 23:35
誘い受けしめじカワユスw
ゲスト  投稿日時 2015/9/27 16:33
大勢の中の一匹だけだから、ソイツだけは食われたくねえなあと思って思わずつぶやいたとか?
あるいはアレだ、「あー塩と味噌おっかねーわー。塩と味噌つけて食べられたらたまんねーわー(チラッチラッ」
…みたいな誘い受けだったりw
ゲスト  投稿日時 2014/7/29 15:25
「塩と味噌、おっかねぇ」と言っているのに
食べてもらいたくて化けて出た、とはこれいかに…。
あと、なんまいらぶ。
投稿ツリー
6件表示 (全6件)
現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

43 人のユーザが現在オンラインです。 (25 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)