No.0013
ゆめをかう
夢を買う
高ヒット
放送回:0007-A  放送日:1975年02月18日(昭和50年02月18日)
演出:まるふしろう  文芸:鈴木良武  美術:阿部幸次  作画:上口照人
東北地方 / 新潟県 ) 81083hit
あらすじ

落ちぶれた商人と絵描きが旅の途中で大きな木の下で出会う。

商人が身の上話をしている間、絵描きはうたたねして、不思議な夢を見た。山を越えて長者の住む屋敷の庭に白い花の咲く椿の木があり、そのそばに一匹のあぶがいて、その木の根を掘ると黄金がたくさん入った瓶がでてきたという夢だった。

商人は絵描きにその夢を買うと言って、お金を渡した。商人は夢の通りの屋敷にたどり着くが、椿の木はたくさんあったが、花は咲いていない。そこで商人はその屋敷に住み込みで働くことにした。ようやく春になり、椿の花が咲いたが、すべて赤い花だった。

次の年まで待つと赤い花の中に一本だけ白い花が咲いている椿の木があり、一匹のあぶが飛んでいた。その根元を掘ると夢の通りに黄金の入った壺がでてきた。商人はそのお金を屋敷の主人と半分ずつわけ、それを元に商売をして大成功した。

(稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 5:57 )


ナレーション常田富士男
出典(表記なし)
VHS情報VHS-BOX第1集(VHS第1巻)
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追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第4巻-第020話(発刊日:1976年7月20日)/童音社BOX絵本_第20巻(発刊日不明:1970~1980年頃)/二見書房まんが日本昔ばなし第10巻-第38話(発刊日:2006年5月23日)/講談社テレビ名作えほん第023巻(発刊日:1978年3月)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説によると「東北地方の昔ばなし」
童音社の絵本より絵本巻頭の解説(民話研究家 萩坂昇)によると「新潟県の昔ばなし」
講談社の300より書籍には地名の明記はない
レコードの解説よりLPレコードの解説によると「東北地方の昔ばなし」
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※掲載情報は 2012/8/14 5:56 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
7件表示 (全7件)
もんた  投稿日時 2020/2/16 16:18
いつかくせんきんはあまり考えないほうが得です。
ナントカ  投稿日時 2018/9/1 7:26
動機がどうあっても、一生懸命に働くことはいいことですね・・・まあこの商人、欲があるのかないのかわかりませんな。
はなののののはな  投稿日時 2018/8/5 11:24
おざわとしおさんも言っていましたが、昔話では、わりとしょうもない人が活躍しますね。
落ちぶれてしまった商人は、(買う)という仕事をしたのですね。
何だかものすごく深みのある話を聞くことが出来ました。
r  投稿日時 2017/11/2 22:24
商人が良い人だなぁってすごく思いました。
あと日本の昔話は面白い!と改めて思いました!私的にはおむすびころりもちっちゃい頃読んで印象的でした。
いろんな人にも、あと外国人にも読んで欲しいです!
なおち  投稿日時 2013/6/10 21:55
この話は、とてもよかったと思います。
とても印象に残っています。
みたらし坊主  投稿日時 2013/2/11 19:17
数ある昔話でも最高に好きな話のひとつです。

短い人生、何度失敗しようが
自分がコレだと信じたことを貫き通す意志の強さ。
例えそれが人の夢だとしても(笑

そして見事掴んだ成功。
こんな痛快な人生を送りたいです。。

お金を持ち逃げせず
屋敷の主人にお礼をちゃんと渡す律儀さにも好感がもてます。
坊や  投稿日時 2011/2/28 12:16
主人公の男の、バクチ的な物の考え方は共感できない。

宝を見つけるまで、粘り強く時期を待ち続ける不屈の精神には、感心を通り越してあきれ気味に思う。

男が最後に言った、「阿呆~」の一言も、哀れに感じた。
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