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No.1244
うぐいすちょうじゃ
うぐいす長者
高ヒット
放送回:0786-A  放送日:1991年03月02日(平成03年03月02日)
演出:前田こうせい  文芸:沖島勲  美術:門屋達郎  作画:前田こうせい
ある所 ) 24189hit
あらすじ

昔々、北風の吹く山道を一人の男がとぼとぼと歩いておりました。男はお茶売りです。

その日はどうしたものかさっぱり売れず、行ったことのない田舎の方へ足を伸ばしてみることにしました。いつのまにか道に迷ってしまい、風すれの音がする竹藪の中を心細げに進んでいると奥からうぐいすの声が聞こえて来るので足を止め、ふと見てみると、そこには梅の花の脇で梅の香りを楽しむように一人うっとりと美しい娘がたたずんでいました。

男が近づくと、もう一人、また一人と娘たちが四人も現れ、にっこりと男に笑いかけてきます。いつしか娘たちは男の手を取り自分たちの家へと案内しました。そこは男が今まで見たこともない長者屋敷。早速男は商売を始めます。母親と四人の娘たちにお茶、お箸、かんざしを見せると喜んで残らず買い上げてくれました。そして母親は女ばかりの屋敷のこと、男の人が来てくれたら心強いからと娘をもらってくれないかと申し出るのです。男は長女の婿になりました。

男は一夜のうちに長者になり、毎日を夢のように暮らします。季節が巡り女たちがお花見に出掛けたとき、男は留守番をすることになりました。母親が「もし退屈したら家の蔵をご覧になってください。四つのうち最初の三つまでは見ていいが、どんなことがあっても四つ目を見てはいけません」と言い残し、女たちは出掛けていきます。

やはり男は退屈し、蔵を見てみることにしました。一番目の蔵を空けるとどうでしょう、そこは海です。男は夏の海の上を鳥になって飛んでおりました。「これはおもしろい、愉快じゃ愉快じゃ」二番目の蔵は秋の景色。「風流じゃのぅー」三番目の蔵は樹氷が輝く冬の景色。四番目の蔵は見てはいけないと言われていましたがとうとう我慢しきれなくなってしまいました。中は思った通り美しい春の景色。梅の花が咲き匂いうぐいすの啼く声がしました。

男は、その鶯たちの顔をどこかで見たような気がして、はっとしたとたんうぐいすたちは母親と娘たちの姿に戻りました。「あなたは約束を破りました。私たちはここに住むうぐいすだたのです。見られてしまってはもうおしまいです。さようなら」そう母親が言い終わると男はまた元のお茶売りの姿になって、冷たい北風の吹く山の中に一人残されていたそうです。男は竹藪の中の梅の木から、一目散に逃げ帰りました。

(投稿者: みけねけ 投稿日時 2011-10-30 13:04 )


ナレーション常田富士男
出典クレジット不明
VHS情報VHS-BOX第4集(VHS第38巻)
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このお話の評価7.8000 7.80 (投票数 5) ⇒投票する
※掲載情報は 2011/10/30 18:06 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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絵師  投稿日時 2022/3/5 16:23
俺、この昔話に出てくるうぐいすの化身が一番好きですね!!特にこのうぐいすの年上の女性の姿がすごく俺のタイプ!!でも…。約束をちゃんと守っていたら今頃はこんなことにならなかったはずれす…。
ゲスト  投稿日時 2022/1/19 19:37
国語の教科書で見た。でも鶯に戻る所で終わりだったなあ
頭方  投稿日時 2018/12/21 7:44
うぐいす長者リメイク版の出典はないと思います。
Perenna  投稿日時 2018/12/17 21:48
この昔話と似たような話で「鶯姫」というものがあります。
昭和7年に出版された「子守笛:実演童話」に収録されています。
昔話を子供向けに読みやすく翻案したものらしいです。(コマ番号196/218)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720554/196?viewMode=

ある川のそばの梅の木の下に、見知らぬきれいな娘さんがたびたび洗濯しにやってくるようになった。
村の人たちはこの娘さんがどこの誰なのかわからず不思議に思う。
ある若者が娘さんのあとをつけていくと、山奥に一軒の民家を見つける。
娘さんの家で鶯餅をごちそうになった若者は、そのままひと晩泊めてもらう。
翌朝、娘さんが洗濯に行く前に「箪笥の抽斗(ひきだし)の中を見ないでくださいね」と忠告される。
男は娘との約束を破って、抽斗を開けてその中の不思議な光景を見てしまう。
洗濯から帰ってきた娘さんは男の様子に気づき、「私との約束を守ってくれていたら、あなたのお嫁さんになってあげてもよかったのにねえ」と言い残し、鶯となって飛び立ってしまう。
そこで、男がしょんぼりとして村に帰ってくると、なんと一年もの歳月が経過していた。

細かいところはちがいますが、話の筋はなんとなく似ています。
こうした昔話は、意外と日本のあちこちに伝承されていたのではないでしょうか?
ゲスト  投稿日時 2018/12/16 19:09
うぐいす長者リメイク版にクレジットはないんじゃないか?
松岡尚  投稿日時 2016/9/25 17:17 | 最終変更
うぐいす長者の新作のタイトルコール画面に静岡県掛川市は表記されていない。
__
そうですね。出典不明なので「ある所」としておきます。(2016/9/25)
beniko  投稿日時 2011/10/30 18:10 | 最終変更
こんにちは、あらすじ投稿ありがとうございました。さっそく、転記させてもらいましたので、よろしくお願いいたします。
あらすじ以外のコメント文はそのまま残させてもらいました。気を使っていただきましてありがとうございます。

いただいたあらすじは特に加筆や訂正はいたしておりません。ただ、改行位置だけは適宜変更させてもらいました。最近のスマホやタブレットの普及により、思った所に改行が入らず読みにくくなる事例もありますゆえ、紅子が適当に改行調整させてもらいました。ご了承ください。

またよろしくお願いいたします。
みけねけ  投稿日時 2011/10/30 13:04 | 最終変更
まんが日本昔ばなしが好きで時折見ておりましたが、お話の総数が1470あまりあることを最近知りました。
一つ一つ見ていくとどのくらいの日数がかかるんだろうかとか、一覧表があるといいなぁと思ったりしていて、このサイトを見つけました。
いろんな情報が網羅されていて、もうびっくりです。
あらすじも見れるようになっているんですね。ボランティア式になっているみたいなので、先ほど見たお話のものを書いてみました。

----------あらすじ------------------

もう半分くらいの量に削った方がいいのでしょうか。
出来事を全部盛り込んでしまっていて削ったものはなく、蔵の部分を詳しく書いてあります。
趣旨に沿ってまた書き直せますのでよろしくお願いします。
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