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No.1212
やまぶしとたんじゃくぼう
山ぶしとたんじゃく棒

放送回:0766-A  放送日:1990年09月15日(平成02年09月15日)
演出:フクハラ・ヒロカズ  文芸:沖島勲  美術:西村邦子  作画:フクハラ・ヒロカズ
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あらすじ

ある百姓の夫婦が、借金に困って夫が江戸へ出て3年働きようやく300文の金を稼ぐ。帰る途中、突然山伏に呼び止められ「たんじゃくを買わねば命はないぞ」と言われる。

仕方なく1枚100文のたんじゃくを買うと「大きな木の下より小さな木の下がよかれ」と書いてある。 その時、雨が降ってきたので大きな木の下で休んでいたが、さっきのたんじゃくを思い出し小さな木の下で休む。すると雷が落ちてきて、大きな木はあっと言う間に燃えてしまった。

雨があがり歩いていくと、またさっきの山伏が現れ「たんじゃくを買わねば命はないぞ」と言う。夫は仕方なく、またたんじゃくを買うと「油断してぼたもち食うべからず」と書いてある。 途中疲れたので、水一杯もらおうと山の一軒家に立ち寄ると、ばあさまが出て来てぼたもちを食えと言う。

たんじゃくを思い出した夫はいらないと言うが、ばあさまは強引にすすめる。その時そばにいた犬がそのぼたもちを食べた。すると犬はたちどころに死んでしまった。夫は慌てて逃げ出した。

そしてまた歩いていくとまた山伏が現れ「たんじゃくを買わねば命はないぞ」と言う。夫が残り金全部払ってたんじゃくを買うと「ならぬ堪忍、するが堪忍」と書いてある。夫がようやく我が家に辿り着くと、家の中から女房が誰かとじゃれあっている声がする。

夫は自分が3年も必死に働いていたのに、女房が男を連れ込んでいると思って女房を殺そうとする。だがたんじゃくを思い出し落ち着いて家に入ってみると、女房は物騒だから人形を作って男がいるように見せ掛けていたのだった。早まって女房を殺すところだった男は安心した。

女房は夫が無事に帰ったことを屋敷神様に報告しに行った。だが夫はあり金を全部取られたことをどう話していいか困った。すると女房が屋敷神様のほこらの所に重たいつつみが置いてあるという。夫が見てみるとそれは山伏からたんじゃくを買った時に取られた自分の財布だった。

中にはちゃんと300文の金が入っていた。その時初めて、夫はあの山伏は屋敷神様が自分を守るために化けたものだったことに気がついた。

(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)


ナレーション市原悦子
出典栃木のむかし話(日本標準刊)より
出典詳細栃木のむかし話(各県のむかし話),野民俗研究会,日本標準,1977年09月01日,原題「山ぶしとたんじゃく棒」,採録地「栗山村」,再話「柏村祐司」
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※掲載情報は 2011/2/11 22:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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