No.0117
やまぶしいし
山伏石
高ヒット
放送回:0071-B  放送日:1977年02月12日(昭和52年02月12日)
演出:亜細亜堂  文芸:沖島勲  美術:亜細亜堂  作画:亜細亜堂
岩手県 ) 52261hit
あらすじ

平泉の中尊寺から西へ半里ほどいったところに戸河内川(とかないがわ)が流れていた。

ある日のこと、この戸河内川に沿って若い山伏が歩いていると、草履を川に流されて困っていた美しい女に出会った。その女から、自分をおぶって一つ上の琴ヶ滝まで運んでほしいと、頼まれた。山伏が女を背負って琴ヶ滝まで運び、帰ろうとした際に、女の腕にうろこが生えている事に気が付いた。

実は、女は琵琶ヶ滝にすむ妖怪で、琴ヶ滝に住む夫に会いに来たのだと言う。そして、この事を誰かに言うと石にしてしまうぞ、と女から口止めされた。山伏が辺りを見回すと、滝つぼの周りには石にされた村人が並んでいた。

次の日、山伏が村人たちと琴ヶ滝に行き、妖怪を退治するために必死にお経を唱えた。琴ヶ滝の妖怪は退治されて石になったが、山伏の下半身も石になってしまった。動けなくなった山伏は、今度は女の妖怪と対決すべく、村人たちに担がれ琵琶ヶ滝に向った。山伏は琵琶ヶ滝の妖怪を退治するも、妖怪の魔力で自身も全身石になってしまった。

今でも戸河内川の水が枯れた時、淵の底から二つの妖怪たちの石が見られるそうだ。

(紅子 2011-7-15 23:35)


参考URL(1)
http://furusato.fmii.co.jp/hiraizumi/2015/04/03/odaki/
参考URL(2)
http://takimitai.blog.fc2.com/blog-entry-756.html
ナレーション市原悦子
出典(表記なし)
DVD情報DVD-BOX第6集(DVD第27巻)
VHS情報VHS-BOX第6集(VHS第59巻)
場所について平泉の戸河内川(地図は適当)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
地図:平泉の戸河内川(地図は適当)
追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第16巻-第078話(発刊日:1977年6月15日)/講談社テレビ名作えほん第033巻(発刊日:1980年12月)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説には地名の明記はない
講談社の300より書籍によると「岩手県のお話」
このお話の評価8.4286 8.43 (投票数 7) ⇒投票する
※掲載情報は 2011/7/15 23:35 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 80  件):   <前  1 ..  8  9  10  11  12  13  14  .. 80  次>  
コメント一覧
10件表示 (全13件)
こんはる  投稿日時 2020/10/20 17:21
これ、お墓でやった時に、妖怪と戦う時の真似をしてた。
ゲスト  投稿日時 2019/12/18 17:50
小学生のとき、ゴールデン枠での放送でこの話を見てトラウマになってしまい、タイトルを忘れたまま大人になって、思い出したかのように「日本昔ばなし」「魚の女」「石になる」で辿り着いて見てみました。
子供の頃よりは得体の知れない怖さは感じなかったのですが、逆に「石になった山伏は、ただ死体が石になったと考えていいのか」「石の中にまだ魂があって、もう生きることも死ぬことも出来ないのだろうか」といろいろ考えてしまい、ただ山伏が石になったことに恐怖を覚えていた子供の頃よりも余計に怖さを覚えました……
答えはないのは承知ですが、妖物に石にされた人の魂はどうなってしまうのでしょう……
ゲスト  投稿日時 2016/5/12 15:15
ウルトラマン イヤー
ゲスト  投稿日時 2016/5/4 14:43
奇岩の前で「ご覧、これが秘密を喋った者の最後の姿だよ」と脅して口止めする台詞がありますし、近くの村人も知っていて公然の秘密状態だったので、かなりの犠牲者がいたと思われます
ゲスト  投稿日時 2016/2/27 19:35
妖怪は、何か悪さをしたのでしょうか?
ゲスト  投稿日時 2015/11/24 22:53
平泉町(ひらいずみちょう)
天正19年(1591年)に伊達政宗の所領となり、江戸時代を通じて仙台藩およびその支藩である一関藩の所領であった。磐井郡は86か村を擁する大郡であったため、これを東山・西岩井・流の三区に分割した。幕末時点では陸奥国に所属し、49か村が仙台藩領、37か村が一関藩領であった。
幕末、東山(仙台藩領)長部村・小島村。
西岩井(仙台藩領)達谷村・中尊寺村・平泉村・戸河内村。
明治8年(1875年)10月17日 - 水沢県による村落統合にともない、平泉村と達谷村が合併して平泉村に、中尊寺村と戸河内村が合併して衣関村になる。
明治12年(1879年)1月4日 - 磐井郡を廃止・分割し、東山34か村を東磐井郡とし、西岩井・流26か村を西磐井郡とする。
明治16年(1883年)1月 - 衣関村を廃止し、中尊寺村と戸河内村に分割。
明治22年(1889年)4月1日 - 町村制施行にともない、平泉村・中尊寺村・戸河内村の計3か村が合併して新制の平泉村が発足。
明治22年(1889年)4月1日 - 町村制施行にともない、長部村と小島村が合併して長島村が発足。
昭和28年(1953年)10月1日 - 町制施行し、平泉町となる。
昭和30年(1955年)4月15日 - 東磐井郡長島村と合併し、新制の平泉町となる。
平成23年(2011年)6月26日 - 「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」がユネスコの世界遺産に登録される。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%B3%89%E7%94%BA
ゲスト  投稿日時 2015/11/24 21:42
山伏石の写真がありました。
http://furusato.fmii.co.jp/hiraizumi/2015/04/03/odaki/
ゲスト  投稿日時 2015/11/24 21:35
戸河内川の男滝・女滝
平泉町の滝
岩手県平泉町にある 男滝 と 女滝 を紹介します。当ブログ2度目の登場。
どちらの滝も、来て良かった・見て良かった、と思えないのが残念。
まずは地図から。方向的には、平泉中尊寺の真西。 戸河内川にあります。
男滝  別名、琴滝 とも。平地を流れる滝なので、地形的に何処だか読みにくい。
すぐ上に男滝橋が架かり、標柱が立っています。案内板も近くにあります。
車は、案内板のある広場に駐車できます。画像見難くて申し訳ありません。樹木が邪魔して、上からはこれが精一杯。これ以上撮れるポイントがありません。崖がえぐれ、前が藪だらけで、うっかり踏み込めない。だからといって、滝下に降りる気は毛頭ありませんでした。何故なら、鑑賞に堪えられる水質ではないから。 ちょっとひどい。前回もそうでした。 周辺に田畑や人家があり、汚水が流れ込んでいるようです。平野部の滝は、水質に関してはもう諦めモードですね。
案内板によれば、落差10m。直瀑の滝です。前回、滝下に降りて正面から眺めたら、滝の真上に橋が架かり、建物が覗くのでがっかりしました。川の流れの中に足を置くと、川床がヌラヌラ滑って非常に恐い。さらに周辺の崖が非常に脆そう。地盤に亀裂が入って、いつ崩落してもおかしくないような場所。悪口ばっかりみたいですが、滝そのものは全然悪くなく、見ごたえあります。流れる場所が悪かったということなんでしょう。
男滝の下流300mくらいの位置に 女滝 があります。こちらは観光用に東屋があるので分かりやすい。駐車場があり、歩道も整備されています。
女滝、別名 琵琶滝 とも。こちらも流れる川が同じなので、水質も同様。しかも周辺に人工物が多すぎてくつろげるような気分にはなれません。男滝とは形状が違います。規模もずっと小ぶり。伝説があった頃だったら、水はきれいだろうし、周囲は森だろうし、現在とはまったく様相異なっていたはず。
女滝のすぐ下流にある渓谷。どこもかしこも泥色。遥か昔の景観を想像するしかないです。
岩手県平泉町         戸河内川 → 衣川 → 北上川
http://takimitai.blog.fc2.com/blog-entry-756.html
ゲスト  投稿日時 2015/11/24 21:20
岩手の滝 一関市と西磐井郡の滝
一関市と西磐井郡にある滝で、撮影済みの滝を収録してあります。
2:男滝 平成27年 夏 3:女滝 平成27年 夏
西磐井郡 平泉町
男滝(大滝・琴滝) 北上川/戸河内川 撮影済:2
女滝(琵琶ノ滝) 北上川/戸河内川 撮影済:3
http://www.iwatephoto.com/waterfall/iwatewf14.htm

琴ケ滝と琵琶ノ滝の美しい写真がありました。
マルコビッチ  投稿日時 2011/9/18 0:29
石になってしまった山伏の石は現在もあるんでしょうかね?
投稿ツリー
10件表示 (全13件)
現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

34 人のユーザが現在オンラインです。 (27 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)