No.1162
ぶんぶくちゃがま
分福茶釜
高ヒット
放送回:0733-A  放送日:1990年01月20日(平成02年01月20日)
演出:又野龍也  文芸:沖島勲  美術:門屋達郎  作画:又野龍也
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あらすじ

昔、山奥のある村に、人がめったにやってこないさびしい寺がありました。お寺でお茶をふるまえば人が立ち寄ってくれるだろう、と考えた和尚さんは、町まで茶釜を買いに出かけました。

しかし茶釜の値段は思いのほか高く、和尚さんの手持ちのお金では買えませんでした。古道具屋の主人は、化けると言う噂の茶釜だったら3文でいいよ、と言って格安で譲ってくれました。和尚さんは喜んで寺に茶釜を持って帰り、村の人に美味しいお茶をふるまいました。

その夜、何やら気味の悪い物音で、和尚さんたちは目を覚ましました。それは、タヌキの姿になった茶釜がはしゃいでいる音でした。茶釜タヌキの話によると、以前にキツネと化け比べをしていた時に、野良犬に追いかけられた拍子に元の姿に戻れなくなってしまった、という事でした。

かわいそうに思った和尚さんは、茶釜タヌキを寺においてあげる事にしました。そのお礼に茶釜タヌキは、村人たちに楽しい芸を披露するようになり、寺にも大勢の人が集まるようになりました。

村の人たちは「福を分ける茶釜タヌキ、の分福茶釜」と呼ぶようになり、タヌキと和尚さんは末永くいつまでも幸せに暮らしました。

(紅子 2011-7-21 2:17)


ナレーション市原悦子
出典(表記なし)
備考出典元不明ですが、初期版のリメイク版である点をふまえ「群馬」としています。
DVD情報DVD-BOX第2集(DVD第7巻)
VHS情報VHS-BOX第1集(VHS第8巻)
場所について群馬県の茂林寺
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地図:群馬県の茂林寺
追加情報
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※掲載情報は 2011/7/21 2:17 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
5件表示 (全5件)
猫  投稿日時 2021/9/27 23:48
和尚さんが茶釜を買いにやって来た、四角い顔の旦那の古道具屋で、「これが10両(現代の価値でおよそ40万円)、これが8両(およそ32万円)、これがちょっとお安くて、5両(およそ20万円)でございます」という旦那の説明がありましたが、いくらなんでも高すぎませんかね?それとも、江戸時代末期の1両がおよそ4000円程度の時代の話でしょうか?(それでも高い気が…)それにひきかえ、化け茶釜は3文(およそ98円)です。よほど早く売ってしまいたかったのでしょうね(笑)
ハム  投稿日時 2020/9/22 14:12
分福茶釜の夜中に和尚と小僧がびっくりして、その正体は狸か?
おとぎひめ  投稿日時 2013/11/12 19:56
これと違う悲しいのも好きですがこういうのもいいですね
はるちゃん7  投稿日時 2013/6/11 12:16
ものがたりの最後に「死」を嫌った典型的なリメイク版ですね。
子供たちに伝えるには最後はハッピーエンドでなければいけない。死んでは教育に良くない。と物語はすり替えられて本当に伝えなければならない事は失われてしまいました。
でも、内容は別にしてこの茶釜タヌキのキャラクターは独特な可愛らしさがあり好きですね。
ゲスト  投稿日時 2011/9/11 14:51
こっちがリメイク版なんですね。
DVDに入っているのはこっちですが、ストーリーも初代と違うようですし、ちょっと残念な感じでした。
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