No.1057
あしながてなが
足長手長

放送回:0667-A  放送日:1988年09月17日(昭和63年09月17日)
演出:玉井司  文芸:沖島勲  美術:玉井司  作画:大西治子
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あらすじ

昔ある所に村があり、そこはよく肥えた土地で作物がよく実った。

だがある時その村に「足長」と「手長」という夫婦の魔物がやって来て、周りの雲をかき集めて太陽を隠し、そして何日も大雨を降らせて村人を困らせ始めた。村人は怒り、悲しんだが、相手が雲をつくような魔物だったのでどうすることも出来なかった。

そんな日が何日も続いたある日、一人の旅の坊さんがこの村にやって来た。村の様子を見た坊さんは村人から訳を聞くと、村で一番高い山に登り、「足長、手長出てこい!」と叫んだ。その声を聞いた足長と手長が現ると坊さんは「お前達はすごい力を持っているようだが、この小さな壷の中に入ることはできまい」と言って手の平に乗るほどの小さな壷を出した。

足長手長は「そんなことはわけは無い。出来たらお前の命をもらうぞ」と言って、見る間に小さくなると壷の中に入ってしまった。足長手長が壷の中に入ると、坊さんは壷のふたを閉めてしまい、衣の袖をちぎって壷をくるみ、山のてっぺんに埋めると上から大きな岩を乗せて足長手長が出てこられないようにした。

坊さんは「お前達は悪さばかりしていたが、これからは山の明神として奉ってやるから安心しろ」と言った。こうして村は救われ、後に「あれはきっと弘法大師さまだったのだろう」と噂した。

(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)


参考URL(1)
http://ameblo.jp/yomonan/entry-11908135436.html
ナレーション市原悦子
出典福島県
DVD情報DVD-BOX第8集(DVD第38巻)
場所について磐梯山
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地図:磐梯山
追加情報
本の情報二見書房[怪談シリーズ]第1巻_お化けがでたあ~(発刊日:1994年5月25日)
このお話の評価8.6667 8.67 (投票数 3) ⇒投票する
※掲載情報は 2011/2/11 22:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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ゲスト  投稿日時 2016/11/13 0:19
このお話も全国に数多残る弘法伝説の一つでもあるんでしょうね。しかし、空海が大師号を授かったのは彼の死後百年近く後の事をどれだけの人が知っているでしょうか?確かに空海は凄い人ですが何をやったかまでは知らず、高野聖によって伝説が独り歩きしてしまった感がありますね。彼の弟子に東国出身はおらず、却って彼のライバルとされた最澄(伝教大師)は東国と繋がりがあり、自身も東国に赴いたようです。
ゆっきー  投稿日時 2015/9/23 17:30 | 最終変更
弘法大使ではなく、弘法大師ではありませんか?
__
ご指摘ありがとうございました。誤字の部分を訂正しました。(2015/9/24)
beniko  投稿日時 2013/6/22 18:38
マルコさんの投稿された文末に、「写真提供」とありますが、写真はこちらに届いておりません。
もしかして、どこかのサイトの文章をコピペされているのでしょうか?
だとしたら、その元サイトのURLも一緒にコピペしてくだされば、このサイトにとって参考資料になります。
マルコ  投稿日時 2013/6/22 15:39 | 最終変更
福島の旅というサイトに面白い記事があったので引用します!!
http://www.tif.ne.jp/jp/ati/ati_disp.php?id=2791

それはそれは昔の事じゃった・・・と始まる磐梯山に住んでいた「足長手長」と言う夫婦の巨人、夫の「足長」は片足で磐梯山に乗りもう片足は博士山や明神獄に掛け会津盆地を一跨ぎ、両手で雲を掻き集め会津盆地を真っ暗にした。妻の「手長」は磐梯山に腰掛けてその長ーい両手で猪苗代湖の水を掻き集め合図盆地にばら撒いた。この夫婦は二人で悪さをして会津の人を困らせてました。ある日、旅の僧侶が困り果てた会津の人を見かねて磐梯山に登りその「足長手長」に向かって”お前らにそんな威張っいるが出来ない事もあるだろう・・”、怪物曰く”わしらに出来ない事ないっ”、”それならお前らそんな大きな図体じゃこの小さな壺に入れまいっ”、足長手長は自慢気にアッと言う間に小さくなり壺の中へ飛び込んだ。僧侶はサッと壺の蓋を閉め封印を貼り磐梯山頂に埋め大石を乗せ呪文を唱えた。騙されて慌てた足長手長は壺の中で大暴れしたそうですがどうする事も出来ず、その内疲れ果てて長い眠りに入りました。それから長い年月が流れ呪文も弱ったある日、”ウゥーン”と目覚めて手足を伸ばした「足長手長」、その力で壺が割れ一気に巨大化、その時埋められてた磐梯山を吹き飛ばしたそうです。それが1,888年明治21年の大爆発だったそうで、その時夫婦の巨人「足長手長」は逃げたと言われてます。

 ある日ガイドで磐梯山に登り、下山時噴火口原の銅沼で休憩。対岸の焼けた爛れた火口壁を眺めながらそんな「足長手長」の昔話を思い浮かべてたら・・・なんと大発見!!、その焼けた火口壁に”手長がっ”長ーい手を伸ばしたまま真っ赤に焼き付いてました。”もう一人の足長は?・・・”いました、いました足長も、一寸その横に・・・。


マルコ  投稿日時 2013/6/22 15:36 | 最終変更
昔な、磐梯山にな、 足長手長という化物が住んでいたんだと。
足長というのはな、その名前の通り、足が長えくて、 足を延ばすとな、磐梯山から隣の博士山や明神嶽まで、ひとまたぎで歩く。空を真っ暗にして大雨を降らしていたんだと。そのがなる声は、ものすごくおっかなかったそうな。手長の方もな、名前の通りに手が長えくて、 手は磐梯山から出ちまって、 猪苗代湖の水、手ですくっては会津盆地にばらまき、 手ですくってはばらまきしてな、その水で顔をザブザブ、ザブザブ、ザブザブ洗ったりするでな。そんな時にはな、そのあたり、大荒れするんだと。

足長手長がふうっと息を吹きかけると、大風が吹いたし、手長が水をばらまくと大雨になった。 橋は、やすやすと流れて、あたり一面、大洪水になった。そういうときには、太陽が顔を隠す。
「月に2~3回なら、いいこんだ。そんだもんだら、まだいい」
毎日、霧ばっかりで、村人は食うもんが無くて、大変困っていた。
そこに旅の坊さんが、通りかかった。 村人の困った様子を見て、
「じゃあ一つ、わしが、足長手長の化けもんを退治してやるべ」
その坊さんは、見るからに弱々しく、やせこけていて貧弱な上に、ボロボロの着物を着ていた。
とても化物を退治する力のありそうな人には、見えなかった。 村人が、
「坊様、止めてください」
と、繰り返し頼んだが耳をかさず、お経を唱えながら、ずんずん山に登っていった。
山の上に着くと、坊様はどこから出るのか分からないほどの大声で、化物に呼びかけた。
「お~い、足長手長ア~、居たかあ~?」
すると、上の方から、
「おれ達を呼ぶのは誰じゃ~?」
とがなりながら、二人がけわしい峰の向こうから出てきた。
坊様「お前ら、出来ねえことはねえツーが、それ、本当かア~」
二人「オレ達に、出来ねえことなんて、何もねえ~だア」
化物達は、あっちの山こっちの山を足蹴[あしげ]にしながら、 ものすごい声でどなった。
坊様「じゃあ、でっかくなれるか~ア」
すると、足長手長は得意になって、みるみるうちにでっかくなって、天まで届いてしまった。
坊様「ありゃりゃ、う~ん、これは、すごい!」
得意満面の化物を見て、すぐに言った。
坊様「でっかくなったが、ちっこくはなれないだろう?(でっかくはなったが、チンチクはならにくな。)」
二人「チンチク? どの位だア?」
坊様は、懐から小さな小さな壺を取り出して、
「チンチクになって、この壺サ入れるか~?お前達には、入れまいな!」
化物達は、「へん」と胸を張り、チンチン、チンチンなんて、言いながら、壺の中に飛び込んだ。
坊様は、二人が入ったのを見届けると、壺の蓋をギッチリと締め、 衣の裾でぎりぎりっと丸めた。
化物達は、壺の中で大暴れしたが、蓋は二度と開かなかった。坊様は、その壺を磐梯山の頂上に埋めた。この坊様こそは、弘法大師様だという話もある。村人は坊様を讃えて、そこに磐梯明神を建てた。もう2000年以上も前になるが、 誰もその壺を見た人はいない。また、その側に、今も清水が湧いている。磐梯山に登る人は、この弘法清水を飲んで力を付けている、というこんな話だ。
ざーっとむかし、さかえもうした


磐梯明神とは?
足長手長を封印した瓶を埋めた磐梯山の頂上にある神社。
写真提供:猪苗代町(商工観光課)
http://www.rg-youkai.com/tales/ja/07_fukusima/05_asinagatenaga.html
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