No.0104
としがみさま
年神さま
高ヒット
放送回:0064-B  放送日:1976年12月25日(昭和51年12月25日)
演出:樋口雅一  文芸:沖島勲  美術:山守正一  作画:八木大
九州地方 / 要調査 ) 25628hit
あらすじ

大晦日、みすぼらしい姿の神様が、一晩泊めてくれるよう家々を訪ねます。

どこでも断られますが、ある貧しい夫婦(元は長者)が「何もありませんが」と喜んで泊めてあげる。当然、神様から二人に福が授けられるのですね。「金欲しいか?歳若さ欲しいか?」っていう問いに「歳若さ」と答えます。「川で七度、水を浴びよ」との仰せに従うと二人は若返りました。

そのことを知った金持ち夫婦が、神様を強引に家に引っ張りこんで歓待、神様は同じようにお礼はどちらがいいか聞きます。金持ち夫婦も「歳若さ!」。ところが、一族を引き連れて川に入った金持ちは、全員「猿」になってしまう。神様は若返った二人に、これからは金持ちの家で暮らすようにと言って去っていきます。

けれど、怒った猿達が毎日、元の我が家の周りでわめき続けるので、二人は困惑。すると、夢に神様が現れて「門の前の敷石を焼いておきなさい」というお告げ。そのようにすると、猿達がいつものようにやってきた。不思議なことに全員が一度空中に持ち上げられて、一気に敷石の上に尻から落とされる。ジューッ!!猿は逃げ、二度と現れなかった。そうです、以来、お猿の尻は真っ赤になったのさ。

(引用:『萬雅堂』便り)


参考URL(1)
http://d.hatena.ne.jp/manga-do/20061101
ナレーション市原悦子
出典瀬川拓男(角川書店刊)より
出典詳細神々の物語(日本の民話03),瀬川拓男,角川書店,1973年10年25日,原題「さすらいの年神さま」,伝承地「九州沖縄地方」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
このお話の評価7.5000 7.50 (投票数 2) ⇒投票する
※掲載情報は 2011/12/31 18:37 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 12  件):   <前  1  2  3  4  5  6  7  .. 12  次>  
コメント一覧
4件表示 (全4件)
araya  投稿日時 2012/1/20 4:22
クレジット情報の出典から、採話した本は『日本の民話3』(瀬川・松谷,角川書店)で、原題は「さすらいの年神さま」になるかと。また、本に採録地の正確な記載はありませんでしたが、大雑把に「九州沖縄地方」とありました。
beniko  投稿日時 2011/10/5 1:27 | 最終変更
樋口さんのブログにあったあらすじを読むと、本日までここに掲載していたあらすじとは全く異なるようですので、入れ替えました。
龍虎さんが書いて下さったあらすじは「としがみさま(0921)」の内容でしたので、そちらへ移動しました。
ゲスト  投稿日時 2011/10/4 13:32
樋口さんのホームページにあった作品紹介ページに、この年神さまのキャラ表があります。いつか、アニメで見れるといいなあ。
http://www1.s-cat.ne.jp/manga-do/anime.html
beniko  投稿日時 2011/8/15 3:50 | 最終変更
龍虎さん、あらすじ投稿ありがとうございました☆

このお話は、紅子は見たことが無いのですが、1986年12月27日に放送された「としがみさま」と全く同じストーリーだと思いました。

この1976年12月25日の年神さまと1986年12月27日としがみさまは、同じお話って事でしょうか?

※追記:「年神さま」と「としがみさま」は、別のお話だということが判明しました。
投稿ツリー
4件表示 (全4件)
現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

55 人のユーザが現在オンラインです。 (40 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)