咥内坂 についてのコメント&レビュー投稿
昔々、高知の西に険しい山に囲まれた咥内坂という峠があった。その咥内坂のお地蔵様は、夜ここを通る者にひもじい思いをさせて困らせることがあると言われておった。 ある寒い冬の...…全文を見る

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投稿者:araya 投稿日時 2011/11/20 22:56
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近くに「こうない坂医院」というのもありますし、地形的には山に挟まれた峠道っぽいですから、適当ってこともないかも。これで、後は地蔵様でもあればバッチリですね(^-^)。

しかし、咥内坂。「餓鬼憑き」や「ヒダル神」って妖怪の特徴、そのまんまですね。下記の「餓鬼憑き」の項を見ると、高知県の土佐清水地方でも餓鬼飯といって、餓鬼憑きに備えて弁当の中身を一口ほど残す慣わしがあるとか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A4%93%E9%AC%BC%E6%86%91%E3%81%8D
また、「ヒダル神」は腹が減った時に「ヒダルい」という美濃の言葉からきてますが、これを高知県では「ダリ」といって「柴折様(しばおりさま)」と呼ばれる祠や地蔵が峠や路傍に祀って、ここに折った柴を供えて行くと、その場所を通る人はヒダル神を避けられるといわれているそうですので、話中の地蔵さまは柴折様だったのかもしれません。ちなみに、「ダルい」の語源になったという話もあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%80%E3%83%AB%E7%A5%9E

いずれにしても峠道はきつく、行き倒れる方も多かったでしょうから、その霊が憑りついたのかもしれません。くわばらくわばら。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2018/6/14 1:34
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考古学的に面白いお話でした。
こういった教訓めいたお話というのは日本独自のものなのでしょうか?

外国のお話にはあまりないような気がします。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2019/1/22 23:24
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近くに住んでいましたが、確かに朝倉は高知平野の終わり部分で、ここから西に行くには山道が始まります。
古くから路面電車や道路が整備されていますが、当時はおそらくもっと険しい峠だったのでしょう。
明治期に整備されたその路面電車や道路も、勾配は急です。
今度朝倉を訪れた際には、地蔵が無いかを探して見ます。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2019/1/23 22:41
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咥内坂の旧道からわき道に数m入ったところに「天保七年 牛馬災難 七月吉日」と彫られたお地蔵さまがあります。
下のサイトにはありませんが、外の花崗岩の囲いには、「ひだる地蔵(延命)移設平成八年十月吉日 枝川咥内経」と彫られています。

http://nangokutosa.blog47.fc2.com/blog-entry-2063.html
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情報提供ありがとうございました。地図をお地蔵様があると思われる場所に訂正しました。(2019/1/24)
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2019/2/3 13:40
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これはまさしくヒダル神ですね。
現代ではハンガーノックともいいますね。
体内にエネルギーにするものがなくなったりすると起こる現象です。
マラソンや長距離の自転車走行でなったりします、
わたしも自転車で200kmくらいはしったときなりました
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