近くに「こうない坂医院」というのもありますし、地形的には山に挟まれた峠道っぽいですから、適当ってこともないかも。これで、後は地蔵様でもあればバッチリですね(^-^)。
しかし、咥内坂。「餓鬼憑き」や「ヒダル神」って妖怪の特徴、そのまんまですね。下記の「餓鬼憑き」の項を見ると、高知県の土佐清水地方でも餓鬼飯といって、餓鬼憑きに備えて弁当の中身を一口ほど残す慣わしがあるとか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A4%93%E9%AC%BC%E6%86%91%E3%81%8Dまた、「ヒダル神」は腹が減った時に「ヒダルい」という美濃の言葉からきてますが、これを高知県では「ダリ」といって「柴折様(しばおりさま)」と呼ばれる祠や地蔵が峠や路傍に祀って、ここに折った柴を供えて行くと、その場所を通る人はヒダル神を避けられるといわれているそうですので、話中の地蔵さまは柴折様だったのかもしれません。ちなみに、「ダルい」の語源になったという話もあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%80%E3%83%AB%E7%A5%9Eいずれにしても峠道はきつく、行き倒れる方も多かったでしょうから、その霊が憑りついたのかもしれません。くわばらくわばら。