かじ屋のばばあ についてのコメント&レビュー投稿
飛脚が仕事中、森の中で夜を迎えたので、安全のため大きな木の上で一夜を過ごす事にした。
すると夜中、大量の狼がやってきて狼梯子を組み飛脚に襲い掛かろうとしたが、飛脚は持っ...…
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投稿者:マルコ 投稿日時 2013/7/6 16:55
このお話はもしかしたら、高知県室戸市佐喜浜町の『鍛冶ヶかか』の話かもしれません。
飛脚がおおかみの群れに襲われたところは、野根山街道の装束峠。高知県奈半利町と東洋町とを結ぶ古い道。飛脚が登った大きな木はお産杉(現在は枯れてしまって無い)。
鍛冶屋の家があったところは、現在の佐喜浜町派出所あたりだったそうで、明治時代まで鍛冶屋の婆の墓が残っていたそうです。今は、佐喜浜町派出所の入口近くに、鍛冶屋の婆の供養塔が立っているそうです。
投稿者:みえ 投稿日時 2016/9/14 0:38
江戸時代の「絵本百物語」では「鍛冶が婆」という名前で土佐の国の話として紹介されていますね。
ただ、同様の説話が全国各地にあるため、特定の場所の説話としなかったのでしょう。
投稿者:ゲスト 投稿日時 2017/9/1 14:29
島根県の松江市では主人公を襲うのは狼ではなく小池婆と言う猫の妖怪です。
投稿者:土佐勤王党 投稿日時 2018/3/13 1:01
この話は私の生まれ故郷高知県室戸市佐喜浜町の話が本来です
投稿者:夏 投稿日時 2018/4/21 23:10
古代中国の怪奇小説集「志怪」にある「朱都事」では、狼が虎になっている以外、「かじ屋のばばあ」とほぼ同じ内容です。なので、元々この「朱都事」が江戸時代頃に翻案されたものでしょう。
ちなみに、明治時代に高知県出身の小説家田中貢太郎が、「鍛冶の母」として発表しています。こちらは山中で産気付いた妊婦を飛脚が狼から護るという話に変えています。
投稿者:ゲスト 投稿日時 2021/1/24 16:59
いいえ、婆さんの狼より飛脚のほうが怖いわ。
短刀で大狼を退治をするなんて。