Re: 地獄の人参

地獄の人参 についてのコメント&レビュー投稿
昔、悪たれ婆さんが死に、生きている間にあくどく貯めた金を握りしめて、地獄に落ちた。 婆さんは、全てのお金をえんま大王に差し出し、極楽に行かせてもらえるように頼んだ。する...…全文を見る

Re: 地獄の人参

投稿者:Perenna 投稿日時 2019/3/7 22:56
この昔話は、たしかに芥川龍之介の「蜘蛛の糸」に似ていると思います。
ですが、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」にも、「一本の葱(ねぎ)」という似たような昔話が紹介されています。(コマ番号64/220)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/921124

「昔、一人の百姓の女がありました。その女は大そういけない女だつたので、一生涯一つもいい事はしないで死んだから、地獄へ落ちて火の池へ投げ込まれました。ところがその守り神なる天使様は何とかしてその女を救つてやらうと、いろいろ探した末、神様に向つて、此女はある時畑の葱を一本抜いて乞食女にやつたと申上げました。すると神様はそれを聞いて、「ぢやお前がその葱を持つて火の池の縁に立つて、その女に縋(すが)らせるがいい。首尾よく女を池から引上げることが出来たら、天国へ生れさせよう。葱が切れたらそれまでだ。」と仰しやつたのです。天使はさうしました。女は葱に縋つて上げられました。所がもう一息で上へ上げられやうとする時、他の亡者たちがやつて来て、その葱にぶら下りながら自分も一しよに引上られようとしました。その女は悪い女でしたから、「私の葱だ、お前のぢやないよ。」といきなり他の亡者たちを足で蹴(け)りはじめた。が、斯う言うや否や葱は切れて女は再び池へ落つこちてしまいました。女はさうして今も池のなかで苦しんでゐる、天使も泣く泣くその場を去つてしまいましたとさ。」

「カラマーゾフの兄弟」は大正時代から翻訳されているので、同時期に発表された「蜘蛛の糸」と、なんとなくごっちゃになっているような気がします。
江戸時代の頃の人参といえば、朝鮮人参とか高麗人参といった薬用の人参が一般的だったのではないでしょうか?
大根やサツマイモならともかく、人参が出てくる昔話はあまりないみたいなので、このアニメの話はなんとなく違和感を感じます。
もっともこの悪たれ婆さんは、かなり小金を貯めていたみたいなので、ひょっとしたら高級な薬用人参を栽培してボロ儲けしていたのかもしれませんね。
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