この昔話のもとになったのは、昭和4年に出版された「童話カバン」という児童書に収録された「森の音楽隊」という話らしいです。(コマ番号31/133)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1169073/31驢馬(ろば)と犬と猫と雄鶏(おんどり)が、人間に殺されるのが嫌で逃げ出し、音楽隊を結成して旅に出かける話です。
盗賊の家を見つけて、驢馬はうなり、犬は吠え、猫はニャンニャンと鳴き、雄鶏はコケッコー、コケッコーと叫んで泥棒たちを追い払います。
泥棒たちは、悪魔が襲撃しに来たと思って恐れをなして逃げ出し、4匹の動物たちはいつまでも仲良く、その家に住んだということです。
もちろんこの話は、「ブレーメンの音楽隊」のもじりですよね?
著者の白鳥省吾氏も序文の中で、「外国の童話を日本風におもしろく書き直した」と書いています。