Re: くわばらの起り

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昔、兵庫県三田(さんだ)の桑原のあたりに、水が豊かで米もたくさん収穫できる村があった。 この空の上には雷様たちがいて、年に一度、にぎやかな嫁取り競争を行うのだった。嫁を...…全文を見る

Re: くわばらの起り

投稿者:Perenna 投稿日時 2018/12/28 20:29
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「くわばらくわばら」のおまじないについては、大阪府和泉市桑原にも似たような説話があります。
「日本伝説叢書・和泉の巻」(大正9年)には、次のような話が収録されています。(コマ番号123/184)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/953572/123

「郷荘村大字桑原の俊乗坊重源の古蹟俊乗堂の傍に、桑原の井といふがある。むかし、此井に落雷があつて、井より上らんとするところを、人々寄集まり、井の上に蓋を覆ふて、雷を責むる事久しかつた。雷は、大に苦しんで、誓つて言ふには、永く此地へ落つる事をしないと、即ち之を免した。此故に、此地には、今に至るも落雷がない。坊間に、雷鳴の時、「桑原桑原」といふのは、此謂によるとの事で、その声に、雷は注意して、決して落ることがないといふことである。」

こうした「桑原」にまつわる地名と雷さまとの因縁めいた説話は、日本のあちこちに似たような話が伝承されているのではないでしょうか?
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