Re: 西円寺の狸ばやし

西円寺の狸ばやし についてのコメント&レビュー投稿
昔、国のあちこちで戦が起こっていたころの話。 日本海の青海島というところに西円寺という寺があって、その近くにおしずという娘とその父親が暮らしていた。ある日のこと、親子は...…全文を見る

Re: 西円寺の狸ばやし

投稿者:Perenna 投稿日時 2018/12/9 19:42
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西円寺は長門市仙崎大日比2128にある寺ですが、この寺は江戸時代に再建されたものです。
1931年(昭和6年)に出版された「島めぐり」という本に、青海島の西円寺のことが書かれています。(コマ番号115/147)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1169324/114?viewMode=

「港を出てから第一に行くのが大日比といふ村です。それは島の南岸、小さい湾の中にある漁村で、家の数は六七十軒もありませうか。外に見るものとてはありませんが、西圓寺といふ浄土宗のお寺があるので名高い所です。(中略)
案内記を見ますと、この寺はもとこの隣村の商人(あきうど)といふ所にあつたのですが、その村が亡んでしまつて寺もたゞ観音堂が一棟だけ残つてゐたのを、享保九年にこの大日比に再建したのだといふことです。」

昭和2年に内務省が作成した「青海島地形図」には、紫津浦の北のあたりに「静ヶ浦」という地名が見つかります。(コマ番号98/117)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1899900/98?viewMode=

おそらくこのあたりが、かつて「商人(あきうど)」と呼ばれ、西円寺がもともとあった場所なのではないかと思われます。
また青海島には、壇ノ浦で源氏に滅ぼされた平家の残党が数多く流れ着いた伝承が残っています。
ナレーションで「国のあちこちで戦が起こっていたころの話」とあるので、源平合戦のころではなくて戦国時代のころの話なのかもしれませんが・・・
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