座敷わらし(?)を見た母。

座敷わらし についてのコメント&レビュー投稿
昔から東北地方には、座敷わらしという子どもの姿をした神様のお話が伝わっている。 座敷わらしは、古い大きな家の奥座敷に住んでおり、トタトタと駆け回る音をさせたり、ザワザワ...…全文を見る

座敷わらし(?)を見た母。

投稿者:パンチョ 投稿日時 2013/4/21 2:22
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座敷わらし、面白かったです。最近見たお話の中では、最も興味深いお話でした。
個人的に。
これを見て、私は、私の母が体験したと言うあるお話を思い出しました。以下、長文になりますので、おヒマな方、お優しい方、よろしければどうぞ読んでください・・・。

私の母の実家は、宮城県の山間の小さな集落の中にあります。母のその家は、何か不思議な雰囲気のある家でした。子供時代、私はこの家に遊びに行くたび、「座敷わらしでも出そうな家だなぁ」などと思っていました。
私は座敷わらしは見たことが無かったものの、この家の近くの川辺でヒキガエルの化け物みたいなヤツと遭遇した記憶があるし、私のひいおばあさんは、子供の頃この家の土間や、近所の墓所などで、人魂が飛んでいるのを何度となく目撃したそうです。
・・・これは、そんな不思議な体験が出来る母の実家で、母が子供の頃に体験したお話です。

その当時、母は小学生でした。ある夜の事。母は深夜、強い尿意で目が覚めてしまったそうです。当時、母の家のトイレは母屋の中にではなく、母屋と向かい合わせに建っている小屋の中にありました。
母は眠い目をこすりながら、トイレに行こうと玄関から外へ出ようとしました。
その時の事です。

トイレのあるその小屋の軒下に、一人の女の子がポツンと立っているのに、母は気が付いたのです。
彼女は驚きました。その女の子は、母の妹でもなく、また近所の子供でもない、全く見たことも無い子供だったからです。
さらに母を驚かせたのは、女の子の姿でした。女の子は7歳くらいで、おかっぱ頭で、時代のかかった古い着物を着ていたからです。そして女の子は真夜中だと言うのに、歌を口ずさみながら、鞠をついて遊んでいたと言うのです・・・。
・・・真っ暗闇の中、
月明かりで、かろうじて辺りが見渡せるような状況の中でですよ・・・。普通の子供じゃないですよね。
とても常識では考えられない光景を目撃してしまった母は、全身総毛立ち、慌ててその場から逃げ出してしまいました。そして自分の布団にくるまり、震えながら夜を明かしたそうです。

母がこの話を私に話してくれた時、私はそれはきっと座敷わらしに違いないと心躍らせたものですが、母の方はというと、本当に怖い体験だったのか、顔を引きつらせながらしゃべっていましたね。その話を初めて聞かされたのは、私が小学生くらいの時でした。が、その時はちょっと怖い話しだなぁ・・・と、思うくらいで、長らく忘れていましたが、今になって、あの母が見たと言う、おかっぱ頭の、着物の姿の少女は何者だったのかと思うことがあります。彼女は座敷わらしだったのでしょうか?それとも、なにか別の妖怪の類だったのでしょうか・・・。

日本の田舎には、不思議がいっぱいあるようです・・・。
以上、母が体験したお話でした。
・・・長文で失礼しました。
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