Re: よいしあん谷

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岩国(周防の国)の関戸村のいやずけ谷で、一人の猟師が獲物を探していた。雨も降っていたので、鳥屋(とや、小屋のこと)の中で、じっと獲物が現れるのを待っていた。 鳥屋の中か...…全文を見る

Re: よいしあん谷

投稿者:Perenna 投稿日時 2021/12/9 22:45
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この昔話と似たような話は、「ふるさとの民話15・福岡県の民話」(偕成社)にも収録されています。
「猪(しし)うち勘三郎」〈伝説・田川郡〉という話です。
「二百年もむかし、香春(かわら)の採銅所に、猪うち勘三郎といって、たいそう、イノシシがりのうまい男がいた。高巣山と福智山のあいだの盆地に、想無田の池があった。人里はなれた、さびしいところで、夜になると、イノシシが水あびにきた。」という書き出しで始まっています。
勘三郎が鉄砲をかまえて、イノシシを待ちかまえていると、一匹のミズスマシが水草の上に飛び乗るのが見えました。
その後、ミズスマシをクモが食べ、クモをカエルが食べ、カエルをマムシが食べて、さらにマムシをイノシシが食べます。
勘三郎はその光景を見て、「イノシシを殺した俺は、またなにかに殺されるのではないか?」と思いぞっとします。
すると、どこからともなく「勘三郎、よいふんべつじゃ」という声が、山や谷にこだましました。
勘三郎はその日いらい、猟師をやめて百姓になり、平和な一生をおくったということです。
解説によると、このような猟師の実生活を背景に生まれた昔話は、四国や奄美大島にも分布していると書かれています。
このような食物連鎖をテーマにした昔話の分布や流布について調べてみると、おもしろいかもしれません。
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