いろいろと調べてみたのですが、この昔話の舞台になっている「阿蘇山のふもとの檜の木村」というのは、どうやら実在しない村みたいですね。
そのかわり、「なば」が米びつを背負って弁当を届けに行った「小嵐山」は実在します。
阿蘇市一の宮町中通にある小山で、以下のブログにも「なばの泣き石」というものが紹介されています。
http://longlivenama.blog8.fc2.com/blog-entry-424.html?sp角川書店の「民衆の英雄」には、「なば」が阿蘇の殿さま(阿蘇神宮の大宮司さん?)のお伴をして熊本城に出向く話も載っています。
殿さまを乗せた駕籠をひょいとひとりでかついで、途中の橋の真ん中で駕籠をかついだまま、ちょいと一服といった調子でたばこを吸ったりしています。
「気はめっぽういいが少し頭の足りない男」とも書かれていますので、アニメのような童顔で幼稚でボケ~とした感じの人物ではなかったのかもしれませんね。