この昔話の元ネタ本らしいものを見つけました。
昭和9年に出版された「郷土研究少年読本・昆虫漫談」(信濃郷土誌刊行会)という本に「ミミズの唄」が掲載されています。(コマ番号16/41)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1052917/16この本では、ミミズは発声器官を持っていないので、実際はケラの鳴き声なのだと種明かしされています(笑)
「動物の世界」(日本の民話1)の巻末には参考資料が掲載されていますが、その中に「郷土研究(雑誌) 郷土研究社 大正2年~6年。昭和6年~9年」とあります。
角川書店の民話シリーズは、いろんな参考資料の中からテーマ別に選びだした民話を、松谷みよ子や瀬川拓男らが子供にもわかりやすいように書き直したものらしいですね。