Re: 池月

池月 についてのコメント&レビュー投稿
その昔、九州一大きな池田湖には不思議な事がよく起こった。日照りの時に水嵩が増えて近くの田畑を水浸しにしたり、風もないのに波が立ち、また湖の水が突然渦流をまいて水柱が天空...…全文を見る

Re: 池月

投稿者:mitsuzakura 投稿日時 2011/12/10 19:42
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「まんが日本昔ばなし」では鹿児島県、池田湖の池月伝説が取り上げられています。

オリジナルは東京都大田区南千束の洗足池と千束八幡神社にまつわる伝説ではないかと。
要約すると、

再起を図り洗足郷で陣を構えた源頼朝の前に一頭の野生馬が現れた。捕らえたところ、青い毛並みに白い斑点が池の水面に映る月影を思わせたので池月と名づけられた。その後、源義経が宇治川の戦いで木曽義仲を攻めた。宇治川先陣争いで佐々木高綱に下賜された池月は梶原景季操る麿墨(するすみ)と先陣を競い、見事勝ったとされている。

こんな感じです。


鹿児島の伝説に話を戻しますが、「まんが日本昔ばなし」では池田湖の近くに住む母馬と子馬を描いています。

要約すると、

その昔、池田湖には龍が棲んでいると言われていた。池田湖の近くに牧場があって白馬がこれまた立派な白馬を産んだ。不気味な池田湖を怖れ、近寄らない人々を余所に子馬と母馬は毎日のように池田湖で泳ぐようになった。あの子馬は遠い昔、山幸命が竜宮から連れて帰った龍馬の子孫に違いない、その見事さが評判となり鎌倉にまで伝わった。何としてもその子馬を手に入れたい、源頼朝の命で子馬は鎌倉へと送られることとなった。子馬と無理に引き離された母馬が池田湖に飛び込むと、大きな渦が母馬を呑み込んでしまった。子馬は池田湖にちなんで池月と名づけられ、後に大層活躍したという。

こんな感じです。池田湖で泳ぐことで泳ぎの得意な馬となった(で、宇治川の先陣争いで勝った)ということでしょうか。

まず池月をいう名馬がいて、池月にはこんなお話がある……という構成ではなく、池田湖の近くで暮らす母馬と子馬がいたが、やがて引き離されてしまい、悲しんだ母馬は池田湖に沈んでしまう。その後成長した子馬は池月と名づけられ源平合戦で活躍した……という構成となっています。

この構成だとお話の最後に池月のその後の活躍に言及しているのですが、哀しいお話なのに最後にメデタシメデタシと締めくくっている様にも思え、不思議な印象です。
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