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No.0802
くじらのふうふ
鯨の夫婦

放送回:0504-A  放送日:1985年07月13日(昭和60年07月13日)
演出:上口照人  文芸:沖島勲  美術:小出英男  作画:小堤一明
新潟県 ) 15168hit
あらすじ

昔、越後の海に鯨の夫婦が暮らしていた。女房クジラのお腹には子供を身籠っていて、旦那クジラも子供が産まれるのを楽しみにしていた。

ところが、越後の海に恐ろしいシャチがやって来て、海の魚たち、クジラの夫婦を襲うようになった。鯨の夫婦は洞窟の中に逃げ隠れたが、子供を身籠っている女房クジラは速く泳ぐことが難しくなっていた。その時、旦那クジラは信濃川をずっと遡ったところに、信州佐久の小海という平和な海があるという噂話を仲間の魚たちから聞いたことを思いだし、女房クジラに小海に移り住まないかと提案した。

女房クジラもお腹の子供のことを考え小海に行くことを決めた。翌日、鯨の夫婦は越後の海を後にし、信濃川を遡って信州佐久の小海を目指した。旅は途中までは順調に進んだが、越後国から信濃国に入り、川の名前が信濃川から千曲川に変わる頃になると川幅も狭く水深も浅く流れが急になり手こずるようなった。

旦那クジラも身重の女房クジラを何とか助けて川を上って行ったが、その鯨の夫婦の様子を偶然ひとりの百姓が目にした。百姓が鯨の夫婦に何処へ行くのかと聞くと、旦那クジラは小海という海に行くと答えた。旦那クジラの答えに百姓は笑い転げながらこう答えた。

「小海というのは海の名前ではなく、村の名前であって川を遡っても海は無い。」

小海というのが村の名前と知った鯨の夫婦は、がっかりして恐ろしいシャチのいる越後の海に帰ることになった。

海に着いて間もなく女房クジラが産気づいてしまった。女房クジラは「このままシャチに食べられてしまうのか。シャチに毎日追われては安心して子供を産めない」と嘆くのだった。

女房クジラの嘆きを聞いた旦那クジラは、シャチを追い払う決心をし、とんでもない速さで泳ぎシャチに体当たりをした。旦那クジラの物凄い剣幕にシャチも恐れをなして逃げてしまった。

シャチがいなくなり越後の海は、元の安心して暮らせる海になった。女房クジラは無事に子供を産み、鯨の家族は海の魚たちと仲良く暮らしたそうだ。

※小海とは長野県南佐久郡小海町のことです。

(投稿者: Kotono Rena 投稿日時 2013-8-22 20:41)


ナレーション常田富士男
出典松谷みよ子(未来社刊)より
出典詳細信濃の民話(日本の民話01),信濃の民話編集委員会,未来社,1957年06月30日,原題「鯨の夫婦」,採録地「南佐久郡小海村」,話「菊原龍之助」,再話「松谷みよ子」
場所についてクジラが目指した小海村(地図は適当)
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※掲載情報は 2013/8/23 16:21 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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