このお話に投票する
  • 各お話への投票は一度だけにお願いします。
  • 評価は 1 から 10 までです。(1が最低、10が最高)
  • 客観的な評価をお願いします。点数が1か10のみだと順位付けの意味がありません。
  • サイト管理人は各お話に投票できません。
  

No.0510
おにばばのはおり
鬼婆の羽織
高ヒット
放送回:0321-A  放送日:1981年12月26日(昭和56年12月26日)
演出:前田康成  文芸:沖島勲  美術:西村邦子  作画:前田康成
山形県 ) 31097hit
醜い老婆になった美しい娘は、本当に優しい男を見つけた

昔ある所に、それはそれは美しい娘がいました。この娘のいいなずけである弥九郎は、お金持ちでしたので、娘は不自由のない暮らしをおくっていました。

ある日、山仕事に出かけた娘は村人たちとはぐれてしまい、一人で山の中をさまよっていました。雪の降る中、どうにか一軒屋を見つけて戸口を叩くと、なんとそこは鬼婆の家でした。

へとへとに疲れていた娘は、それでも鬼婆の家に泊めてもらう事にしました。170年間生きてきたという鬼婆は、これまでこんなに美しい娘は見た事がありませんでした。すやすやと寝ている娘の寝顔を見ながら、鬼婆は恐ろしい考えを思いつきました。

翌朝、娘に命を助けてやるかわりに美しい羽織を着るようにと言いつけました。羽織を着た娘は、あっという間にしわくちゃの老婆の姿になってしまいました。どうしても羽織が脱げない娘は「こんな姿になる位ならいっそ殺して下さい」と懇願しましたが、鬼婆はその姿のままで村へ帰るように言いつけました。

醜い老婆になった娘は、泣きながら山をおりました。途中の炭焼き小屋の親父からは追い払われ、いいなずけの弥九郎も「こんな汚いババアは知るもんか」とせせら笑い、誰一人と助けてくれる人はいませんでした。老婆の娘は絶望し、いっそ川に身を投げて死のうとしていると、村一番貧乏な若者の八吉が自分の家に連れ帰ってくれました。

八吉が温かい芋粥を差し出すと、不思議な事に鬼婆の羽織は脱げ、老婆は元のような美しい娘に戻りました。娘は優しい八吉の嫁になり、二人で一生懸命働いたのでたちまち村一番の長者になりました。やがて可愛い赤ん坊も生まれ、鬼婆からもらった羽織を宝物とし、末永く幸せに暮らしたという事です。

(紅子 2012-5-18 0:28)


ナレーション市原悦子
出典山形県
DVD情報DVD-BOX第8集(DVD第38巻)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
8.8889 8.89 (投票数 18) ⇒投票する
※掲載情報は 2012/5/18 0:28 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

18 人のユーザが現在オンラインです。 (12 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)