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No.0374
どろぼとけ
どろ仏

放送回:0234-A  放送日:1980年04月26日(昭和55年04月26日)
演出:高沢孫一  文芸:沖島勲  美術:秋保富恵  作画:三善和彦
石川県 ) 14525hit
あらすじ

昔、石川県は門前の總持寺(そうじじ)に梅山和尚(ばいざんおしょう)と言う偉い和尚様がいた。

この梅山和尚、ある年の春、旅の途中に代田(しなんた)という所にさしかかったところ、畑の中で子供たちが土をこねてどろ仏を作っているのを見つけた。和尚がこのどろ仏を見ていると、なんとどろ仏は子供たちの歌に合わせて動き出したのだ。和尚は不思議に思い、子供たちに小銭を渡してどろ仏を譲ってもらった。こうして和尚は、かわいい顔をしたどろ仏と一緒に旅を続けることになった。

それから2、3日して、和尚さんが歩いていると山の中で日が暮れてしまい、この日は山の中の一軒家に一晩の宿を借りることにした。ここの家の夫婦は、粥を作って和尚さんをもてなし、厚い布団も用意してくれ、いろいろ和尚さんによくしてくれた。

ところがその夜、和尚さんが寝ていると、夜も更けた頃にどろ仏が笈(おい)の中から這い出して、和尚さんを起こしに来たのだった。驚いている和尚をよそにどろ仏は言う。「ここは恐ろしい山賊の住処じゃ。今に和尚さんの寝首を掻きに来るから、早く押入れに隠れた方がいいぞね。」和尚さんが押入れに入ると、どろ仏は和尚さんの代わりに布団に入った。

そしてしばらくすると、どろ仏が言ったとおり、この家の主人が大鎌を持って寝室に入って来たのだ。主人は布団の中に和尚がいるものと思い、布団の上から大鎌で一撃を加えた。主人は、夜が明けたら金品を奪おうと思い、そのまま寝室を後にした。和尚が押入れから出て布団の中を見てみると、無残にも和尚さんの身代わりになったどろ仏の首は落とされていた。

翌朝、何食わぬ顔で起きてきた和尚さんに夫婦は震え上がって驚き、自分たちの犯した罪を涙ながら懺悔して、これからは真人間(まにんげん)になることを和尚さんに誓うのだった。

どろ仏がその後どうなったかと言うと、梅山和尚が大事に祀ったので、今でも御簾尾(みすのお)の寺にあるそうだ。

(投稿者: やっさん 投稿日時 2011-10-26 18:20 )


参考URL(1)
https://siomihyo.exblog.jp/27419617/
参考URL(2)
http://minwa.fujipan.co.jp/area/fukui_006/
ナレーション市原悦子
出典清酒時男(未来社刊)より
出典詳細加賀・能登の民話 第二集(日本の民話58),清酒時男,未来社,1975年12月10日,原題「どろ仏」,採録地「羽咋郡志賀町仏木」,話者「村木繁一」
場所について龍澤寺(どろ仏の場所、竜沢寺とも)
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※掲載情報は 2011/10/26 18:51 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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