このお話に投票する
  • 各お話への投票は一度だけにお願いします。
  • 評価は 1 から 10 までです。(1が最低、10が最高)
  • 客観的な評価をお願いします。点数が1か10のみだと順位付けの意味がありません。
  • サイト管理人は各お話に投票できません。
  

No.1426
だいじゃとおおむかで
大じゃと大むかで

放送回:0908-A  放送日:1993年10月30日(平成05年10月30日)
演出:三輪孝輝  文芸:沖島勲  美術:筒井典子  作画:三輪孝輝
石川県 ) 17578hit
あらすじ

昔、能登の輪島(わじま)に七人の仲の良い漁師がいた。

この七人がある日漁に出たところ、急に海が荒れ出し、ひどい時化(しけ)になった。必死に舵を操ろうとするも、舟はどんどん沖へと流されて行く。

翌朝、舟は輪島から遠く離れた小さな無人島に流されていた。島に上陸してみれば、そこには池があり、池のほとりには巨大な男が傷つき、倒れていた。

漁師たちが近寄って男に事情を尋ねると、男はこの島の主であり、大ムカデと戦って負傷したのだと言う。大ムカデは向かいの島の主であり、この島の水と緑を狙って、毎日のように攻めて来るのだそうだ。そして男は、この窮状を打開するため、自分に加勢してほしいと漁師たちに頼むのだった。

これを聞いた漁師たちは、恐れおののいて輪島に逃げようとした。しかし親方は、傷ついた男を放って逃げる訳にはいかないと皆を説得する。こうして漁師たちは、親方の説得もあり、島の主を助けることになった。

さて、そうこうしている間に向かいの島から黒雲が現れ、こちらに向かって来た。そして黒雲の中からは大ムカデが現れ、波打ち際で待ち構える島の主に襲いかかって来たのだ。こうして島の主と大ムカデの戦いが始まった。

島の主は必死に応戦するも、大ムカデに刀を弾き飛ばされてしまい、絶体絶命の危機に陥った。ここで島の主は、示し合わせた通り漁師たちに合図を送る。これを見た漁師たちは、大弓につがえた矢を大ムカデ目がけて放った。すると矢は見事大ムカデの胸に命中し、さすがの大ムカデも命からがら逃げ帰っていった。

島の主は、助けてもらったお礼に季節の風を送ることを約束すると、大蛇の姿に戻り池の中へと姿を消した。漁師たちは、春はこの風に乗って島にやって来て、豊富にあるアワビや魚などを取り、逆に秋には島から吹く風に乗って輪島に帰ることが出来るのだ。

この島は舳倉島(へぐらじま)と言い、輪島の漁師たちは、この七人の子孫なので、今でも春は舳倉島へ行って漁をして、秋には戻って来るのだそうだ。

(投稿者: やっさん 投稿日時 2013-11-14 15:09) 


参考URL(1)
http://www.genbu.net/data/noto/okutu_title.htm?print=on
ナレーション常田富士男
出典清酒時男(未来社刊)より
出典詳細加賀・能登の民話 第二集(日本の民話58),清酒時男,未来社,1975年12月10日,原題「大じゃと大むかぜ」,採録地「輪島市」,舳倉島・七ッ島(北国新聞社)より
場所について能登の輪島沖にある舳倉島
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
8.4444 8.44 (投票数 9) ⇒投票する
※掲載情報は 2013/11/14 15:09 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

41 人のユーザが現在オンラインです。 (30 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)