このお話に投票する
  • 各お話への投票は一度だけにお願いします。
  • 評価は 1 から 10 までです。(1が最低、10が最高)
  • 客観的な評価をお願いします。点数が1か10のみだと順位付けの意味がありません。
  • サイト管理人は各お話に投票できません。
  

No.0101
そらをとんだきつね
空をとんだキツネ
高ヒット
放送回:0062-B  放送日:1976年12月11日(昭和51年12月11日)
演出:漉田実  文芸:漉田実  美術:槻間八郎  作画:樋口雅一
岡山県 ) 23649hit
あらすじ

昔、ある山にごんぎつねという古狐が住んでいました。ある日、ごんぎつねは空を飛ぶトンビを見ながら考えました。「自分もトンビみたいに空を飛んでみたいなぁ」

キツネが空を飛ぶにはお寺のお札が必要なので、さっそく里の寺に行きました。ごんぎつねは小坊主に化けて、お寺で働くことになりました。小坊主は朝から晩までまめまめしく働き、和尚さんが食べたいと思っていた献立を先読みして準備したので、和尚さんは大変関心しました。

そんなある日、夜中にお寺に帰ってきた和尚さんは、囲炉裏(いろり)のそばで疲れて眠る古狐を見つけました。和尚さんは、「小坊主はこの狐の化けた姿だったのか」と思ったが、その晩は何も言わずにそっと寝かしておきました。正体がばれてしまったごんぎつねは、翌朝お寺から立ち去ろうと和尚さんに最後の挨拶をしました。和尚さんは、ごんぎつねの寺に来た目的を知ると、「わしが感心するほどの化けを見せたら、お札をあげよう」と提案しました。

それを聞いたごんぎつねは、お坊さんの行列をやって見せました。行列の最後に、金色の光とともにみすぼらしい衣を着たお坊さんが登場すると、本当のお釈迦さまが登場したように思え、和尚さんはおもわず手を合わせてしまいました。

和尚さんをすっかり化かす事ができたごんぎつねは、和尚さんからもらったお札を首から下げて、嬉しそうに大空を飛んでいきました。

(紅子 2011-10-9 20:18)


ナレーション常田富士男
出典稲田浩二(未来社刊)より
出典詳細岡山の民話(日本の民話36),稲田浩二,未来社,1964年03月15日,原題「空を飛ぶ狐」,採録地「岡山市内山下」,話者「好並愛」,採集「稲田和子」,再話「稲田和子」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
9.5000 9.50 (投票数 6) ⇒投票する
※掲載情報は 2011/10/9 20:18 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

29 人のユーザが現在オンラインです。 (13 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)