No.0983
きつねとにわとり
狐と鶏

放送回:0620-A  放送日:1987年10月17日(昭和62年10月17日)
演出:やすみ哲夫  文芸:沖島勲  美術:あかばんてん  作画:金海由美子
高知県 ) 7385hit
ニワトリの頭に、立派なトサカがある理由

昔ある所に、ぐうたらな母狐と三匹の子狐がいました。腹がへったと訴える子狐にせかされて、母狐は仕方なく大きな袋を手にして食べ物を探しに出かけました。

山のふもとまで下りてくると、鶏の娘がお裁縫を習いに行く所に出くわしました。母狐に追いかけられた鶏の娘は必死で木の上まで逃げましたが、母狐は木の周りをぐるぐる走り回り、それを見ていた鶏は目を回してしまいました。母狐は、鶏の娘が木から落ちたところを捕まえ、持ってきた大きな袋に詰めました。

母狐は、山奥の家へ帰る途中、いつものぐうたら癖が出てついウトウトと眠り込んでしまいました。寝ている間、鶏の娘さんは裁縫道具からハサミを取り出し、こっそり袋から脱出しました。そして代わりに大きな石を袋に詰めて、切り裂いたところを縫い合わせて、急いで逃げ出しました。

やがて目を覚ました母狐は、大きな石が入った袋を担いで家に帰りました。母狐は、子狐たちに大釜で湯を沸かさせて、袋の中身を熱湯の中にぶちまけました。高い位置から投げ込んだので、勢いよく石が釜に入り、熱湯が狐たちにかかってしまいました。

狐の口の周りは、ヤケドで今でも真っ黒になっています。さて鶏の娘はというと、危険なときにも落ち着いて行動したことを神様からご褒美としてトサカをもらいました。それ以来、鶏の頭には美しいトサカが残るようになったそうです。

(紅子 2013-7-3 23:20)


ナレーション常田富士男
出典桂井和雄「土佐昔話集」より
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
このお話の評価7.0000 7.00 (投票数 3) ⇒投票する
※掲載情報は 2013/7/3 23:20 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 25  件):   <前  1 ..  10  11  12  13  14  15  16  .. 25  次>  
新しくコメントをつける

題名:
ユーザ名:
投稿本文

投稿に関してのお知らせ

基本的に、誰でもご自由に投稿できます。お話の感想やコメントなどお気軽に投稿ください。
あらすじ投稿の場合は800文字前後を目安とした文章でお願いします。
投稿に対して一部IP規制を行っております。現在規制されているIPリストはこちらです。
※初めての方は「このサイトについて」もご一読下さい。(別ウインドウで開く)
※社会的倫理に反する書き込み、出会い系、営業的書き込みは、わりとすぐ消します。
※動画提供の呼びかけや要求はご遠慮ください、当サイトは動画データの有無とは関係ございません。

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

27 人のユーザが現在オンラインです。 (17 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)