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No.0926
さんきちとこじょろう
三吉と小女郎
高ヒット
放送回:0582-B  放送日:1987年01月17日(昭和62年01月17日)
演出:フクハラ・ヒロカズ  文芸:沖島勲  美術:小出英男  作画:フクハラ・ヒロカズ
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あらすじ

昔、岐阜の中野村というところには、沢山のキツネが住んでいました。

ここのキツネたちは「桑下」「羽白」の二派に分かれて、いつも喧嘩ばかりしていました。桑下チームには三吉という男キツネ、羽白チームには小女郎という女キツネがいました。

ある喧嘩の最中に、三吉と小女郎が出合いました。三吉は、小女郎がメスだとわかると力勝負を避け、化け比べをすることで勝敗をつける事を提案しました。この提案にのった小女郎は、ある月の美しい晩に勝負することにしました。

この時、三吉は殿様行列に化け、小女郎はおいらん行列に化けました。どちらも素晴らしい化けっぷりで、化け比べをしている最中に二人は恋に落ちました。

この二人の禁断の恋に、それぞれのチームは激怒し、二人を合わせないように監禁しました。やがて、小女郎に会いたくてたまらなくなった三吉は、見張りのキツネを殴り倒して、小女郎が監禁されている羽白へ向かいました。

しかし、小女郎を見張っているキツネたちにボコボコに殴られて、その傷が元で三吉は死んでしまいました。小女郎は悲しみのあまり、後を追うように川に身を投げて死んでしまいました。

この事で、それぞれのチームは「こんな事だったら結婚させてやれば良かった。もう喧嘩は止めだ」と言って、自分たちの愚かさを反省しました。そして、中野村の人たちは「三郷稲荷」を建てて、三吉と小女郎をまつりました。

(紅子 2013-10-13 0:36)


ナレーション市原悦子
出典岐阜県
場所について三郷稲荷(さんごういなり)
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地図:三郷稲荷(さんごういなり)
追加情報
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※掲載情報は 2013/10/13 0:36 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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にこ  投稿日時 2021/5/21 5:12
あるに決まっているだろ
著作権について聞いてる時点でろくなもんじゃない
もんた  投稿日時 2020/3/15 11:03
悲恋物語でした。
クイント  投稿日時 2017/9/17 15:32
この作品に著作者はいますか?
著作権がどうなっているのか知りたいです
beniko  投稿日時 2013/10/12 23:48 | 最終変更
ももさんの情報から、岐阜県恵那市にある三郷稲荷(さんごういなり)の場所を探して、Googlemapにマッピングしました。ネット検索では、詳細情報を見つけられませんでしたが、他にも何か情報をご存じの方がいらっしゃったら、教えてください。引き続き、宜しくお願いします。
もも  投稿日時 2012/2/16 1:14
調べたところ岐阜県の恵那市の中仙道というところの話ならしいです。
話があったサイトだと小女郎の死に方が川に飛び込むではなく首を吊って死ぬという、そして、お互いに喧嘩をやめず、狐達が少なくなってしまうという終わり方、だけどアニメだと喧嘩をやめて沢山棲んでいることになっている。
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