おばあさんが川から拾った桃を切ろうとしたら、桃が自然に割れて中から男の子が飛び出してきた。桃太郎と名付けられた男の子は見る間にすくすく育ったが、一言も口をきかなかった。
しかしある日突然「鬼退治に行く」と言い、きびだんごを持って鬼退治に出かけた。
道中に犬と猿と雉を家来にした桃太郎は鬼の住む鬼ヶ島に上陸し、酒盛りしていた鬼どもを奇襲攻撃し、桃太郎の怪力と石頭、家来のかみつき、ひっかき、つつき攻撃により見事に鬼を退治し、村からうばった宝をとりもどした。
(稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 5:51 )
ナレーション | 市原悦子 |
出典 | (表記なし) |
備考 | 狢工房様のサイトによれば演出:児玉喬夫 文芸:平見修二 美術:阿部幸次 作画:前田庸生 |
本の情報 | サラ文庫まんが日本昔ばなし第1巻-第001話(発刊日:1976年4月30日)/童音社BOX絵本_第25巻(発刊日不明:1970~1980年頃)/国際情報社BOX絵本パート1-第004巻(発刊日:1980年かも)/二見書房まんが日本昔ばなし第3巻-第09話(発刊日:2005年11月14日)/講談社デラックス版まんが日本昔ばなし第01巻(絵本発刊日:1984年10月15日)/講談社テレビ名作えほん第001巻(発刊日:1977年5月) |
サラ文庫の絵本より | 絵本巻頭の解説によると「中国地方の昔ばなし」 |
童音社の絵本より | 絵本巻頭の解説(民話研究家 萩坂昇)によると「中国地方の昔ばなし」 |
講談社のデラックス版絵本より | 「桃太郎」は「日本五大昔ばなし」のひとつに数えられる有名な話です。川上から流れてくるという設定は「瓜子姫」のうりなど、「桃太郎」以外の昔ばなしのなかにもいくつかみられます。昔、人々の暮らしに、川の水は重要な役割を果たしていました。そのたいせつな川の流れはじめる山の上は、神様の降り立つところ、と考えられていました。そこから流れてくるのは神の申し子というわけです。大きく成長し、鬼退治に一人で旅立つ桃太郎。男の子は強くたくましくあって欲しいと願う親の心が、この物語には深くこめられています。(岡山地方のお話) |
講談社の300より | 書籍には地名の明記はない |
レコードの解説より | LPレコードの解説によると「岡山地方の昔ばなし」 |
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