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No.0673
こんやとぜにがめ
紺屋とゼニガメ

放送回:0423-A  放送日:1983年12月17日(昭和58年12月17日)
演出:三善和彦  文芸:沖島勲  美術:関口良雄  作画:三善和彦
愛知県 ) 6491hit
紺屋の主人の心をを試した、水神さまの話

昔あるところに、川を挟んで東と西に二軒の紺屋があった。二人の紺屋はいつもその川で、染めた布を水洗いしていた。

ある日、白い髭を生やしたお爺さんが二軒の紺屋にやって来て、「お金はいくらでも出すから、この布を紺色に染めて下され。」と言い、白布を一反ずつ置いていった。

東の紺屋は「しめしめ、金は望みのままだ。」と言って喜び、西の紺屋は「よほど大事な布だろうから、丁寧に染めねば。」と考えた。ところがこの白布は、いくら一生懸命染めようとしても川で水洗いするとたちまち元の白布に戻ってしまい、どちらの紺屋もどうしても染めることが出来なかった。二人はすっかり困ってしまった。

やがて約束の日になって白髭のお爺さんがやって来た。東の紺屋は約束通り出来たと言って、水洗いせずに乾かした布を差し出した。お爺さんは、何も言わずに大金の入った箱を置いて帰っていった。西の紺屋は染められなかったことを謝ると、白布と一緒にもう一反の別の紺色の布を差し出した。お爺さんは、やっぱり何も言わずに大金を置いていった。

その夜、東の紺屋が変な物音に目を覚ますと、箱の中の大金に手足が生えてみんな小さなゼニガメになっていた。ゾロゾロ箱から逃げ出したゼニガメを東の紺屋が追いかけていくと、川の中からあの白髭のお爺さんがゼニガメ達に手招きしていた。

お爺さんはその川の水神さまだったのだ。それ以来川の東側はゼニガメのために水が濁り、良い染め物が出来なくなってしまったが、西の紺屋は水神さまからもらった金で益々大きな紺屋になって繁盛したという。

(引用:狢工房サイト)


参考URL(1)
http://mujina.agz.jp/konya.html
ナレーション常田富士男
出典寺沢正美(未来社刊)より
出典詳細三河の民話(日本の民話65),寺沢正美,未来社,1978年04月10日,原題「紺屋とゼニガメ」,採録地「豊田市」,採集「永井公博」
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※掲載情報は 2011/2/11 22:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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じゅりあちゃん  投稿日時 2014/7/12 23:13
るなちゃんのおっしゃるとおりです。まさに「正直であるである事が最大の美徳」。まんが日本昔ばなしにはこういう教訓を織り込んだ話が多いことも特徴ですね。             社会人になった今も、難しい判断を迫られる場面に直面した際に思い起こす良作です。
るなちゃん  投稿日時 2011/8/29 11:08
幼心に、「正直な心はきっと報われる」ことを深く学んだ良作。
さすがデータベース。まさかこのような所で再会できるとは。
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