No.0576
やせうま
やせうま

放送回:0361-A  放送日:1982年10月02日(昭和57年10月02日)
演出:芝山努  文芸:沖島勲  美術:門野真理子  作画:芝山努
福島県 ) 8025hit
荷物を背負って運ぶ「背負子」という道具の誕生秘話

昔、ある村に、貧乏な炭焼きの男が一人で住んでいた。

ある時、田んぼでこき使われている痩せた馬を見かけた。可哀そうに思い、炭俵一俵と交換して連れて帰った。男は、このやせ馬に仕事をさせようとは思っておらず、ただ可愛がった。

ある時、やせ馬が男の家からいなくなった。男は心配しながらも仕事場へ行くと、やせ馬は仕事の手助けをしようと炭焼き小屋で待っていた。男はこの馬の気持ちが嬉しくて、馬には炭俵一俵だけ背にのせて、自分は焚き木を背負って家へ帰った。

ある年の事、日照りが続き村は大不作だった。男も馬も食べる物にも困り、ついに馬が炭俵を背負ったまま、石につまずき大きく転倒してしまった。男は、足が折れた馬を背負って家に連れて帰ろうとすると、男の背中で馬の姿が背負子(しょいこ)に変わった。

この背負子はたくさんの物を運ぶのにとても便利で、男はこの背負子を大切に使った。最初はやせ馬をバカにしていた村人たちも、マネして背負子を作ってみるととても便利だったので、みんなが使うようになった。この地方では、背負子の事を「やせうま」というそうだ。

(紅子 2011-12-5 1:45)


ナレーション常田富士男
出典福島県
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講談社の300より書籍によると「福島県のお話」
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※掲載情報は 2011/12/5 1:45 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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マニアック  投稿日時 2012/8/6 21:58
「三十五日目の山参り」が変更になったら、この話を是非薦めたい。この頃の作品は続々と、DVDの予定になっているし、書籍名もないので可能性ありかも。
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