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No.0551
ししとりたろう
シシとり太郎

放送回:0345-A  放送日:1982年06月12日(昭和57年06月12日)
演出:平松達也  文芸:沖島勲  美術:青木稔  作画:小堤一明
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あらすじ

昔ある山の中に、働き者の「太郎」と怠け者の「次郎」という二人の木こりが住んでいました。

ある日、食べ物がなくなったので、太郎は一人で山へ猟に出かけていきました。山についた太郎は、さっそく大きな落とし穴を掘り、獲物を探して山の奥へと登っていきました。やがて、草むらの中でガサゴソしている大きなイノシシを見つけました。

落とし穴まで誘い出そうとしていた所に、どこからか蜂が現れて太郎の周りをブンブン飛び回りました。蜂を追い払おうとした太郎が「こっちの蜂はあっちへ行け、あっちのシシはこっちへ来い!」と怒鳴ると、太郎の言葉通りに蜂は去ってイノシシがやってきました。太郎は追いかけてくるイノシシを交わしながら、見事に落とし穴に落として捕獲に成功しました。

この話を聞いた怠け者の次郎も、そんな楽して獲物がとれるならば、と自分も真似して山へ出かけていきました。山奥に入った次郎が、草むらの中に大きなイノシシ見つけると、やっぱり蜂がブンブンと集まって来ました。次郎はうっかり「あっちの蜂はこっちへ来い、こっちのシシはあっちへ行け!」と、あべこべに叫んでしまいました。

すると言葉通り、せっかくのイノシシはあっちへ逃げてしまい、蜂は次郎めがけて押し寄せて全身くまなく刺しまくりました。これからというもの、次郎はすっかり懲りて一生懸命仕事に励むようになりました。

(紅子 2012-4-19 23:16)


ナレーション市原&常田
出典岩手県
DVD情報DVD-BOX第7集(DVD第32巻)
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追加情報
本の情報講談社テレビ名作えほん第074巻(発刊日:1987年4月)
講談社の300より書籍によると「岩手県のお話」
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※掲載情報は 2012/4/19 23:16 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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ゴンザ  投稿日時 2020/5/12 20:37
もし二郎が仮に正しい呪文を唱えていたとしても、彼は怠け者だから多分イノシシに返り討ちにされてたと思う
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