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No.0480
たすけとおばけ
太助とお化け
高ヒット
放送回:0301-A  放送日:1981年08月08日(昭和56年08月08日)
演出:なべしまよしつぐ  文芸:沖島勲  美術:西村邦子  作画:なべしまよしつぐ
山形県 ) 27454hit
あらすじ

昔あるところに、秋になると化け物が現れるという古ぼけたお寺がありました。困っている村人たちを見かねて、富山からやってきた薬売りの太助が化け物退治をすることになりました。

夜、物音一つしない古寺に待機していた太助の目の前に、白いふわふわとした一つ目の大きな化け物が現れました。冷や汗を流しながら必死に怖くないフリをしていた太助に、化け物は「お前の怖いものは何か?」と訊ねました。太助が「銭が怖い」と返答すると、化け物は「お化けのオラもナス汁が怖い」と言いました。

次の晩、太助は大きな鍋で大量のナス汁を作りながら、お化けが現れるのを待ちました。そこへ現れたお化けは、大きな袋から小判を取り出し、逃げ回る太助に投げつけました。次に反撃に出た太助が、お化けにナス汁をふりかけると、悲鳴をあげながら庭中を逃げ回りました。大きな木の所までお化けを追い詰め、鍋ごとナス汁をふりかけると、なんとお化けは大きなキノコに小判は小さなキノコに変わってしまいました。

こうしてお化けを退治した太助は、村人たちから感謝され、薬もずいぶんと買ってもらいました。この事から、茸汁に茄子も入れると、中毒にならないといわれるようになりました。

(紅子 2011-10-23 19:09)


ナレーション常田富士男
出典山形県
DVD情報DVD-BOX第8集(DVD第40巻)
場所について瑞岩寺(山形県東置賜郡高畠町屋代)
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地図:瑞岩寺(山形県東置賜郡高畠町屋代)
追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第31巻よりぬき名作集-第152話(発刊日:1983年5月)/講談社テレビ名作えほん第049巻(発刊日:1981年6月)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説には地名の明記はない
講談社の300より書籍によると「山形県のお話」
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※掲載情報は 2011/10/23 19:09 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
6件表示 (全6件)
ゲスト  投稿日時 2015/3/13 23:08
小判がキノコになっちゃったのは残念(´・ω・`)
beniko  投稿日時 2011/10/18 17:12 | 最終変更
本を読んでみましたが、ちょっと雰囲気が異なる印象を感じました。アニメを見るとまた違ってくるかもしれませんので、現段階では「キノコのお化けは茄子に弱いよ」の同テーマとして追加させてください。よろしくお願いいたします。
beniko  投稿日時 2011/10/18 17:09 | 最終変更
みがわりのナス、を絵本で読みましたが、あのお話では、お茄子を食べた龍の病気が治りました。茄子さん素敵&神秘的☆
araya  投稿日時 2011/10/17 23:44
DVDレンタル待ちで「太助とお化け」はまだ観てませんが、昔から茄子は「茸の毒を中和する」って言い伝えがありますね。但し、薬学的には科学的な根拠がないそうなので、食い合わせと同じ迷信とのことですが…( ̄∀ ̄)。
こういう迷信が生まれた背景には、茄子にまつわる文化的なものもあったんじゃないでしょうか。奈良時代に茄子はインドから伝わったそうですし、お盆には藁の馬の代わりとして茄子に足をつけてお供えもしたりしますから、茸の毒に対する神妙不可思議な御利益的イメージがあったのかも…。
ただ、実際の薬効としては、ナスの黒焼きを原料にして歯磨き粉にする、口内炎にはヘタの黒焼きが効く、腫物や炎症には茄子の輪切りを張り付けると消炎作用があるなど。迷信ではない部分もありますので、先のイメージとともに身近な万病薬としても扱われていたのかもしれませんね(^_^)。
beniko  投稿日時 2011/10/17 22:09
紅子は、茸の化けにプラスで、たのきゅう&タヌキと彦一もミックスされているような気がします。もちろんベースはキノコのお化けですけどね。
最近気がついたのですが、結構このまんが日本昔ばなしでは、ナスは浄化する作用があるように書かれていますね。茄子って昔は何か特別なお野菜だったのでしょうか。
マニアック  投稿日時 2011/10/17 21:32
しかし、探せばいろいろ見つかるものですね。この作品は、後の「茸の化け」と類似していますよ。
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