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No.0461
おおうおのめんたま
大魚の目ん玉

放送回:0289-A  放送日:1981年05月16日(昭和56年05月16日)
演出:なべしまよしつぐ  文芸:沖島勲  美術:門屋達郎  作画:なべしまよしつぐ
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あらすじ

ある漁村では魚がたくさん捕れたので、村の人々は豊かに暮らしていた。

その活気ある村で、魚を捕るのが苦手なスボロという若者がいた。間抜けなスボロは村の人からは相手にされず、一人だけポツンと離れたところに暮らしていた。

スボロは村の人たちが漁から帰った頃に、人目を避けて漁に出掛けたが、やはり魚は捕れない。食べるものも無くみじめで悲しくなり、ある夜、自殺するつもりで夜の海に漕ぎ出した。船の上から身を乗り出すと、これまでに見たことがないくらいの大きな魚が現れた。銛(もり)が刺さって大けがをしていたので銛を抜いてあげると、大魚はお礼にと自分の目玉をくれた。

大魚の目玉で海の中を見ると、海の中はどこまでも澄んで見え、魚のいる所や魚の気持ちもわかるようになった。スボロが海に釣竿を垂らすと、どんどん魚が釣り上がってきた。あっという間に小さな船にいっぱいになる程の、沢山の魚を釣り上げた。

自信をつけ嬉しくなったスボロは、意気揚々と村に帰った。もう、村ではこの若者をスボロと呼ぶ者はいなくなった。スボロはいつでも好きなだけ魚を捕ることができ、やがて嫁さんをもらい、いつまでも幸せに暮らした。 

(紅子 2011-6-27 4:37)


ナレーション常田富士男
出典辻田三樹恵(晴文社刊)より
出典詳細風の長者さま,辻田三樹恵,晴文社,1978年12月24日,原題「赤目の漁師」※かもしれない
備考読み方不明、出典元はまんが日本昔ばなしアフレコ台本にて確認した。
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※掲載情報は 2011/6/27 4:37 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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GAJI  投稿日時 2017/2/13 3:15
このお話だけはなぜか覚えています。
みじめに人目を忍んで、生き、ついには死のうと思う。そんな、男がなんだか幼心にかっこよく(?)映りました。
現実も知らずに、ただ強がって生きているだけの子供の自分が貧弱に見えたのかもしれません。
ああもう一度見たい。でも見たら「あれ?こんなものか?」って思うんでしょうね。
beniko  投稿日時 2011/9/3 22:56 | 最終変更
このお話のタイトルの「大魚」の読みは、「おおうお」だろうか「たいぎょ」なのか、わかりません。
youtubeで見ても、動画のタイトル部分が無いのでちょっとわかりませんでした。誰かご存知の方、いませんか?
※もしや、「おおざかな」だったりして。。まさかな。
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