No.0354
おかまのうた
お釜の歌

放送回:0221-A  放送日:1980年01月26日(昭和55年01月26日)
演出:藤原万秀  文芸:沖島勲  美術:亀崎経史  作画:藤原万秀
福島県 ) 6713hit
あらすじ

昔ある所に、爺さんとその息子が住んでいました。

ある冬の朝、かまどの釜でご飯を炊いていると、お釜が何やら歌い始めました。「古塚を掘ったら、宝がざっくざく」といった感じで、お宝のありかを歌っていました。

さっそく息子が、お釜の歌っていた場所にいって掘ってみました。すると、地中から大きな壺が出てきましたがその中身はただの泥でした。実はお釜の歌には、まだ続きがあったのです。

今度は爺さんと息子のふたりで、また別の宝のあるという場所へ行ってみました。広い野原を手あたり次第に掘っているうちに、とうとう地中から大きな壺を掘り当てました。二人は、期待しつつ壺の中をのぞいてみると、やっぱり今度も泥が詰まっているだけでした。

そういえば、お釜の歌は最後に「そんな話も一昔」と、過去の話として歌っていたことに気が付きました。宝が出てこない事がわかった二人は、がっかりしてとぼとぼ家に帰ってきました。

お釜が「一昔」と最後まで歌う前に、お釜を縛って歌わせないようにすれば、本当にお宝は出てくるのです。この事から「お釜が歌い始めたら、縛ってしまえば福が来る」と、言われるようになったそうです。

(紅子 2013-7-22 0:10)


ナレーション常田富士男
出典片平幸三(未来社刊)より
出典詳細福島の民話 第二集(日本の民話42),片平幸三,未来社,1966年09月30日,原題「お釜の歌」,採録地「相馬郡」
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※掲載情報は 2013/7/22 0:10 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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もげお  投稿日時 2012/3/12 20:24
出典を見ると「ある所」は福島県の「相馬郡」となっています。

また、あらすじの「夫婦は、くやしがりまた釜が喋り出したら今度こそと釜が喋るの待っていましたがそれ以後、釜が喋る事は、なかった」というくだりはなく「釜が歌がうたうときは、すぐ紐でそのふたをゆわえつけると福がくるという、いいつたえになりました」と言うに留めています。
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