No.0033
さるじぞう
猿地蔵
高ヒット
放送回:0017-B  放送日:1976年01月31日(昭和51年01月31日)
演出:樋口雅一  文芸:沖島勲  美術:阿部幸次  作画:上口照人
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あらすじ

山に住む乱暴者の猿たちが田や畑を荒らして困っていたお爺さんとお婆さんは、お爺さんにお地蔵さまの格好をして畑に立てば、猿も悪さをやめるのではないかと考えた。

畑にやってきた猿は、こんなところに立派なお地蔵さまがあると驚いて、山のお堂に祀ろうとお爺さんが化けたお地蔵さまを担いで運び出してしまった。川を渡るときは猿たちが「猿のおしりさ、濡らすとも、地蔵のしりは濡らすなよ」とかけ声をかけるので、お爺さんはおかしくて吹き出しそうになったが、じっと我慢していた。

やがて山のお堂についた。猿たちはお爺さんのお地蔵さんを置くのに、地べたに置くのはもったいねえと言い、千両箱を二つ横に並べた上にお地蔵さんを置いた。猿たちがお地蔵さんを拝んでまたどこかに行ってしまうと、お爺さんは、これは思わぬお宝を貰ったとよろこんで千両箱を二つ抱えて家に帰った。

その話を聞いた隣のものぐさ爺さんと婆さんは真似をして爺さんをお地蔵さんに仕立てて畑に立たせると、また猿がやってきて、爺さんを担ぎ運び始めた。川にさしかかったとき、猿のかけ声があまりにおかしく、爺さんは我慢できずに、笑い出してしまった。

そこで猿たちはお地蔵が人間だと気がつき、怒ってよってたかって爺さんをひっかき、川へ放り投げてしまった。

(稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 14:39 )


ナレーション常田富士男
出典(表記なし)
DVD情報DVD-BOX第7集(DVD第31巻)
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追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第7巻-第033話(発刊日:1976年9月10日)/童音社BOX絵本_第03巻(発刊日不明:1970~1980年頃)/国際情報社BOX絵本パート1-第027巻(発刊日:1980年かも)/講談社テレビ名作えほん第010巻(発刊日:1977年9月)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説によると「東北地方の昔ばなし」
童音社の絵本より絵本巻頭の解説(民話研究家 萩坂昇)によると「山形県の昔ばなし」
講談社の300より書籍には地名の明記はない
レコードの解説よりLPレコードの解説によると「東北地方の昔ばなし」
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※掲載情報は 2012/8/14 14:39 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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ゆうはる  投稿日時 2020/10/4 9:49
猿地蔵の演出のリメイクが1975年が樋口で、こはなわが1990年。
はなののののはな  投稿日時 2018/8/4 1:46
猿にも信仰心、荒れた心を収めたい気持ちがあるような、それに答えるようなお坊さんの必死さが伝わってくる。同じ真似事でも、憧れや探求ではなく、私利私欲からはしてはいけないですね。名作‼
beniko  投稿日時 2012/4/5 21:06
眼帯の猿がDVD化されたんですね!それは嬉しいですねー、バンザーイ♪
マニアック  投稿日時 2012/4/5 20:16
ひと足お先に、DVDをコンビニで購入!こっちがDVD化になっていたぞーバンザーイ
beniko  投稿日時 2011/11/11 0:34
紅子もこっちが良かった。猿の眼帯がかわいい。
マニアック  投稿日時 2011/11/10 21:35
こっちが、DVD化じゃないの?
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