No.0253
ふえふきがわ
笛吹川
高ヒット
放送回:0158-A  放送日:1978年11月04日(昭和53年11月04日)
演出:坂井俊一  文芸:沖島勲  美術:石津節子  作画:坂井俊一
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あらすじ

ある川の上流に、三富村という小さな村があり、権三郎(ごんざぶろう)という若者が年老いた母親と二人で暮らしていた。働き者の権三郎は笛を吹くのが大好きで、母親もその笛の音が大好きだった。

ある夏のこと、長雨と台風のせいで川が氾濫し、権三郎は家もろとも濁流に飲み込まれた。権三郎は必死に母親の手をつかんでいたが、激しい流れでその手が離れてしまった。翌朝、すっかり川も静まり返ったが、母親の姿を見つける事は出来なかった。きっと母親はまだ生きている、と信じ、権三郎は毎日々笛を吹きながら川に沿って探し歩いた。

冬がすぎ春がきたが、権三郎は探し歩き続けた。しかし、ある日を境に笛の音が聞こえなくなり、やがて権三郎の水死体が発見された。哀れに思った村人たちは、お坊さんを呼んで丁寧に葬ってやり、権三郎不動という小さな祠(ほこら)も立ててあげた。それ以来、この川を「笛吹川」と呼ぶようになった。

(紅子※サラ文庫の絵本より 2011-9-5 1:30)


参考URL(1)
http://tamatamanikki.blog90.fc2.com/blog-entry-1150.html
参考URL(2)
http://blogs.yahoo.co.jp/qazxswedcvfr2004jp/49314198.html
ナレーション未見のため不明
出典クレジット不明
場所について権三郎不動(笛吹権三郎遺跡)
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地図:権三郎不動(笛吹権三郎遺跡)
追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第29巻-第145話(発刊日:1979年4月28日)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説には地名の明記はない
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※掲載情報は 2011/9/5 1:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
4件表示 (全4件)
愛うえを  投稿日時 2018/5/6 12:59
サラ文庫に収録された出典のある話は、全て講談社か角川書店の本にあった話が元になっているので、恐らく松岡さんの言う事は正しいと思います。
松岡尚  投稿日時 2016/9/29 8:17
たぶん笛吹川の出典詳細は甲州の伝説(日本の伝説10),土橋里木,角川書店,1976年09年10日,原題 「笛吹川の名の由来」かもしれません。
beniko  投稿日時 2016/9/28 10:18
松岡さん、こんにちは。
このアニメはまだ見たことがないので、情報提供いただきありがとうございます。
何か可能でしたらアニメ冒頭の写メでも送ってもらえると助かります。
※このサイト上では、紅子が未確認なものはあくまで予想情報として取り扱っていますので、何か確証が欲しいです。
あくまで紅子からのお願いです、可能でしたらご検討ください。
松岡尚  投稿日時 2016/9/27 12:33
笛吹川の出典表記には土橋治重(角川書店刊)よりと記されておりますか。
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