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No.0246
ぎょうとくじいさんとつる
行徳じいさんと鶴

放送回:0153-B  放送日:1978年09月30日(昭和53年09月30日)
演出:本木ひさとし  文芸:沖島勲  美術:門屋達郎  作画:本木ひさとし
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あらすじ

昔、福島の相馬というところに行徳じいさんというじいさんがおった。この行徳じいさんいつも春になると家の前の池に鶴がやってくるので春になるのを楽しみにしておった。

春が来た頃、行徳じいさんが家の外を歩いていると二羽の鶴が池に来た。行徳じいさんが、木に座りたばこを吸いながら見ていると直門という村の若者が来たので、一緒に鶴を眺めていた。

何日かが過ぎ、鶴が卵を産んだ。直門はその夜、こっそりと卵を盗みだした。

朝になると鶴が騒がしいので、行徳じいさんが見に行くと卵がなくなっていた。行徳じいさんは、直門の仕業だと思い、直門の家に行った。

しかし、直門は自分は盗っていないと嘘を言った。行徳じいさんも「鶴がこの卵は生まれんと思ってどこかへ捨てたのだろう」と思って家に帰った。

その日の夜、直門は酒を飲みながら卵を茹でていると、突然囲炉裏の火が消え、家の外で金色に輝く二つの光が現れた。光は家の外で回りだし、やがて鶴の形に変わった。直門は怖くなり「卵を、返すから許してくれ」というと光は消えて、すぐに行徳じいさんの所に卵を持って行った。

次の日、直門が鶴を見ていると茹でた卵から鶴の子がかえった。直門は、すぐに行徳じいさんに「卵から鶴の子が、かえったぞ」と言い、行徳じいさんと直門は一緒に喜んだのじゃった。

(投稿者: KK 投稿日時 2012-9-17 15:38 )


参考URL(1)
http://www.bakebake.com/kaido/fukusima/sousou/ss04turu.htm
参考URL(2)
http://www.o-minwa.net/siseki_densetu/77_01hara_kogamo/77_01hara_kogamo.html
ナレーション常田富士男
出典片平幸三(未来社刊)より
出典詳細福島の民話 第二集(日本の民話42),片平幸三,未来社,1966年09月30日,原題「行徳じいさんと鶴」,採録地「相馬郡」
備考福島県相馬郡のお話
場所について小鶴明神
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地図:小鶴明神
追加情報
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※掲載情報は 2012/9/17 20:44 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
5件表示 (全5件)
坊屋良子  投稿日時 2015/3/30 7:42
本放送の1978年というと「未知との遭遇」などのSF映画のブームがあった年で、本作の「2つの光が来訪するシーン」の演出はその影響なのかもと考えます。
araya  投稿日時 2011/10/18 22:07
福島県相馬郡のお話。行徳じいさんは近くの池で巣作りをしている鶴が卵を産んだので大事に見守っていた。片平幸三(未来社刊)より。作画・演出:本木ひさとし、文芸:沖島勲、美術:門屋達郎、声の出演:市原悦子、常田富士男。1978年9月30日Bパート(Aパートは「赤岩ん淵の八つ目」)、1984年9月8日Bパート(Aパートは「雨乞いの阿か池」)。
やっさん  投稿日時 2011/10/18 16:39
私も見たことないんですよ。この話かな?

福島県南相馬市原町区鶴谷にあるみたいです。

http://www.bakebake.com/kaido/fukusima/sousou/ss04turu.htm

beniko  投稿日時 2011/10/17 22:04
マニアックさんこんにちは。紅子はこのお話知らないんですが、どんなあらすじなのかよかったら教えて下さい。
マニアック  投稿日時 2011/10/17 21:53
現在、商品化されているDVDに収録されている「鶴の子観音」とほとんど同じ内容なので、参考にしてください。
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