トップページ >  お話データベース >  東北地方 >  宮城県 >  ツバメのお礼
No.0197
つばめのおれい
ツバメのお礼

放送回:0122-A  放送日:1978年02月18日(昭和53年02月18日)
演出:矢沢則夫  文芸:沖島勲  美術:石津節子  作画:矢沢則夫
宮城県 ) 9275hit
あらすじ

昔、ある山寺に和尚さんと小僧さんがいました。

この寺は、春になると毎年ツバメが巣をかけて、にぎやかにヒナを育てていました。毎年毎年ツバメがやってくるので、ある時に和尚さんが「たまには宿代でも持って来いや、ハハハ」とツバメをからかいました。

すると、しばらくしてツバメが一粒のかぼちゃの種を持ってきました。ツバメからのお礼の品という意味でしょう、和尚さんは春になるのを待って、たいせつに種をお寺の庭にまきました。

すると、秋にはものすごく巨大なカボチャが一つだけ実りました。和尚さんは「ツバメのお礼だから大切に食べようね」と言って、なかなかかぼちゃを食べようとしませんでした。

小僧さんはかぼちゃが食べたくて仕方なかったので、和尚さんが留守の間に包丁を持ち出しました。小僧さんがかぼちゃを切ろうとすると、かぼちゃは自らパカッと割れて、中からうじゃうじゃと蛇が現れました。

慌てた小僧さんは、蛇とかぼちゃを寺の裏池に投げ込みました。その時、空がにわかに曇ったかと思うと、ものすごい嵐がやってきました。夜になっても嵐はおさまらず、かぼちゃを投げ込んだ池からは大蛇が何匹もウネウネと波を立てて泳ぎ回っていました。

和尚さんと小僧さんは、夜が明けるまでお経をよんで過ごしました。翌朝になり、裏の池を見に行くと、小さな池だったものが大きな沼に変わっていました。

この沼は蛇沼(へびぬま)と呼ばれ、周囲の田んぼを潤すに十分な用水沼になりました。ツバメのお礼はたいしたものだ、と村人たちも喜びました。

(紅子 2013-8-29 0:16)


ナレーション市原悦子
出典松谷みよ子(講談社刊)より
出典詳細日本の伝説4(松谷みよ子のむかしむかし09),松谷みよ子,講談社,1973年11月20日,原題「つばめのお礼」,採録地「宮城県」
備考採録地は転載された本(日本の伝説上巻,松谷みよ子,講談社,1975年5月15日)で確認
場所について宮城県桃生郡の河北エリア
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第23巻-第114話(発刊日:1978年8月15日)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説には地名の明記はない
このお話の評価6.3333 6.33 (投票数 3) ⇒投票する
※掲載情報は 2013/8/29 0:16 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 30  件):   <前  1  2  3  4  5  6  7  .. 30  次>  
新しくコメントをつける

題名:
ユーザ名:
投稿本文

投稿に関してのお知らせ

基本的に、誰でもご自由に投稿できます。お話の感想やコメントなどお気軽に投稿ください。
あらすじ投稿の場合は800文字前後を目安とした文章でお願いします。
投稿に対して一部IP規制を行っております。現在規制されているIPリストはこちらです。
※初めての方は「このサイトについて」もご一読下さい。(別ウインドウで開く)
※社会的倫理に反する書き込み、出会い系、営業的書き込みは、わりとすぐ消します。
※動画提供の呼びかけや要求はご遠慮ください、当サイトは動画データの有無とは関係ございません。

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

40 人のユーザが現在オンラインです。 (26 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)