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No.1471
ほらこぎとほらふき
ほらこぎとほらふき
高ヒット
放送回:特別番組  放送日:1995年04月01日(平成07年04月01日)
演出:吉良敬三、児玉喬夫、三善和彦  文芸:(脚本)上尾久志、三島響子  美術:古宮陽子、西村邦子、阿部幸次  作画:吉良敬三、柏木郷子、遊佐和重、大島りえ
青森県 / 福岡県 ) 25597hit
あらすじ

このお話は2話まとめた形で放送されました。シリーズ終了後に、スペシャル版として放送された企画物です。

 

1.ほらこぎの話(津軽)おじいちゃんの語りにて

村でも有名な大嘘つき(大ぼらこぎ)の男が、腕試しに南の村に出かける。南部の国「ほらこぎ村」に到着した時に、その村の子供に話しかけた。

子供は、おっとうは、岩手山がでんぐりがえったので、箸でつっかえ棒しに出かけたよ。おっかあは、十和田湖に穴が開いたので、米ぬかで穴っこ塞ぎに出かけたよ。そして、この間の嵐で盛岡の釣鐘(つりがね)が飛んできたよ。と、見事な大ぼらをこいて聞かせた。

子供の大ぼらに驚いた男は一旦は逃げ出したが、男は途中で悔しくなって、大きな屁をこいた。

 

2.ほらふきの話(筑前の話)おばあちゃんの語りにて

筑前福間に又兵衛(またべえ)というほら吹きの男がいた。又兵衛は、死んだ後に嘘つきの刑で地獄へ落とされた。

血の池地獄に送られた又兵衛は、池の中にドジョウがうようよいるのを見つけて飛び込んだ。得意のドジョウすくいで、沢山のドジョウを捕まえ、閻魔大王にドジョウ料理を振る舞った。

ドジョウをたいそう気に入った閻魔大王は、又兵衛にそそのかされて自らドジョウを捕る事になった。閻魔大王は池に入る前に、大王の衣を脱いで又兵衛のボロ着物と交換した。

閻魔大王が夢中になってドジョウを捕っている間に、大王の衣を着た又兵衛はすっかり閻魔大王に取って代わり、あの世でも十分に楽しんだそうだ。 

(紅子 2011-2-11 22:30)


ナレーション市原悦子、常田富士男
出典(表記なし)
出典詳細タイトル部に明記はないが、里の語りべ聞き書き 第03巻,川内彩友美,三丘社,1988年08月10日,原題「ほらこぎ名人」が出典元と思う
備考里のかたりべ・むかしばなし(テレビスペシャル)
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追加情報
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※掲載情報は 2011/2/12 22:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
3件表示 (全3件)
ゴンザ  投稿日時 2020/5/21 13:05
後半のほらふきの話は、老人とえんま大王とドジョウ取り爺さんを合わせたような感じ
森田 嘉記  投稿日時 2016/4/8 15:58
59年前の12歳の頃(現在71歳)ホラ吹き福間の又兵衛の本を読んだことがあります。いろいろなホラ吹き話が書いてありましたが、断片的に思い出しネットで検索してみました。私以外の方もホラ吹き福間の又兵衛の話を知っている方がいることを知り、懐かしく思い投稿しました。12歳の頃は、現在の福岡県宮若市です。 私の記憶では、三途の川を渡るときドジョウすくいを踊って、それを見た閻魔大王がオモシロそうなので、ドジョウすくいをするために、三途の川に入ったとき閻魔大王の服を着て、早く又兵衛を地獄に連れて行けと赤鬼に命令し、閻魔様を地獄に落とした。
現在の閻魔大王は、福間の又兵衛であると書いてあった。
本には、又兵衛が生きている間のさまざまなホラ話と、ど様にして死んだのか、につ
いても書いてあった記憶があります。
マニアック  投稿日時 2011/10/25 21:19
放送20周年記念特番。市原さん、常田さんのほかに子役3人の声も、加わる。
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