No.1450
せんりのくつ
千里の靴

放送回:0932-B  放送日:1994年05月07日(平成06年05月07日)
演出:吉田利喜  文芸:沖島勲  美術:田中静恵  作画:吉田利喜
要調査 / 山梨県 ) 19027hit
あらすじ

未見アニメの出典元調査を、araya氏・紅子が行いました。あくまで予測ですが調査した内容をこちらにも記載しておきます。

予測出典元:
『日本むかしばなし集』(坪田譲治,新潮社)「千里のくつ」 かもしれない。
『山形のとんと昔』(武田正,高陽堂書店)「千里のくつ」 かもしれない。

お話の概要:
ある時、遠い山奥に捨てられた三人兄弟がいた。その三人が腹を空かせて立ち寄った先は鬼の住処だった。ちょうど、お婆さんが留守番をしていて、早く逃げなさいと諭されるが…。

(調査した人:araya 調査日 2012年1月8日 23:01 )

 

昔、ある所にとても貧乏な母親と幼い兄弟がいた。あまりの貧しさに母親は兄弟を山奥に捨てて自分は家に帰ってしまう。

泣き虫な兄をしっかり者の弟が励ましながら山中を歩いていると、やがて家の灯を見つける。二人が家を訪ねると、家にはお婆さんが居てここは鬼の家なので早くここから逃げろと教えてくれた。そこへ鬼が帰って来る足音が聞こえてきて、お婆さんは兄弟を近くにあった壺の中に隠す。

鬼が帰って来くると、家が人間臭いと文句を言う。お婆さんは、ついさっきまで兄弟が居たが、鬼の足音で逃げていったから早く追えと鬼を誘導する。鬼は千里の靴を履いて「千里の靴よ、一足千里 飛べ」と靴に命令し、高く飛ぶと家を後にした。その隙にお婆さんは早く元の場所へ帰れと言い、兄弟を逃す。

一方、鬼は兄弟を探すが見つからず、やがて疲れて眠ってしまう。そこへ兄弟がやって来て、弟は鬼が寝てる隙に靴を奪おうとするが、兄弟の身長の倍はある大きな靴に、弟は押し潰されかけ兄に助けを求める。その状況に兄も勇気を振り絞って弟を助け二人して千里の靴を奪う事に成功する。

左右の靴の中にそれぞれが入り「千里の靴よ 一足千里飛べ」と靴に命令し逃げ出す事に成功。その声に鬼は驚いて起きるが後の祭りであった。

明け方、兄弟を捨てた事を後悔した母親が、泣きながら元の場所に戻ってみると、元気な二人の兄弟が靴に乗り地上に降りて来た。3人はお互いの無事を喜び合い千里の靴に乗って家に帰り、靴を大切にしながら3人仲良く末永く幸せに暮らした。

(投稿者: さくらさんさん 投稿日時 2018/7/23 2:17)

 

 


ナレーション常田富士男
出典クレジット不明
出典詳細『日本むかしばなし集』(坪田譲治,新潮社)もしくは『山形のとんと昔』(武田正,高陽堂書店)かもしれない
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※掲載情報は 2011/2/11 22:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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yassan  投稿日時 2018/7/23 13:18
さくらさんさん様

ありがとうございました。書かれた内容をあらすじとして記載しました。
さくらさんさん  投稿日時 2018/7/23 2:17 | 最終変更
細かい所も入ってしまってると思いますが自分が覚えてる限りだとこんな感じでした。元の話をしらべると3人兄弟な事に驚きました。

兄 ナレーションは常田さん、 母親 お婆さん 弟は市原さんでした。

そして鬼の大きさと人間の大きさの違いにより兄弟が履くというより入る(乗る?)形になってるのがちょっとリアルでした。ちなみにお母さんは乗る時、二人の入った左右の靴の片側(どちらかは忘れてしまったんですが)に腰掛けてる感じでした。
兄弟より大きい母でさえ履けないほどの大きい靴(笑)
マニアック  投稿日時 2012/6/14 21:00
語り、常田富士男。
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